プロポリスが抗がん剤による口内炎を改善!頭頸部がん患者におけるランダム化比較試験

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口内炎は、口の中や口のまわりの粘膜におこる炎症のことで、潰瘍を伴うアフタ性口内炎がその代表です。

抗がん剤や放射線治療に伴う口内炎は、もっとも一般的な副作用の一つです。

口内炎はただ単に痛いだけではなく、ストレスや食欲不振の原因となり、生活の質や全身の栄養状態を悪化させる危険性もあります。

したがって、がん患者さんにとって口内炎の対策や治療は非常に重要です。しかし、これまで口内炎に対する確立された予防・治療法はほとんどありませんでした。

今回、プロポリスが口内炎を改善するという臨床試験の結果が初めて報告されました。

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プロポリスとは?

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プロポリスとは、ミツバチが木の芽や樹液などから集めた混合物です。ミツバチが巣に塗ることで細菌やカビなどが増殖するのを防ぐ作用があり、「天然の抗生物質」とも呼ばれています。

プロポリスの一般的な成分は、樹脂、ワックス、エッセンシャル/アロマオイル、花粉、他の様々な物質です。

プロポリスにはフラボノイド、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など多くの栄養素が含まれており、健康維持のためのサプリメントとして使われています。特に、免疫力を高める作用があることより、がんの治療を補助する抗がんサプリメントとしても注目されています。

また、その強力な殺菌作用は歯周病など感染症の予防となるため、マウスウォッシュなどの成分としても使われています。

抗がん剤による口内炎に対するプロポリスの効果:ランダム化比較試験

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今回、プロポリスが口内炎に対して有効であることを示唆する臨床研究が報告されました。対象は、さまざまな抗がん剤治療を受けている頭頸部がん患者40人です。

この40人を、プロポリス入りマウスウォッシュ(プロポリス群)と水(コントロール群20人)によって1日3回うがいするグループにそれぞれ20人ずつランダムに割り付けました。

うがい開始後の3日目と7日目に、口内炎の状態をスコア化して評価しました。

Randomized Double-Blind Placebo-Controlled Trial of Propolis for Oral Mucositis in Patients Receiving Chemotherapy for Head and Neck CancerAsian Pac J Cancer Prev. 2016;17(7):3611-4.

以下に結果を示します。

■両群ともに7日目には口内炎の改善がみられたが、プロポリス群では3日目で改善していた。

口内炎、潰瘍、および発赤ではプロポリス群でコントロール群よりも有意にスコアが高かったが、飲水や摂食能力には差が認められなかった。

■プロポリス群では、7日目の時点で65%の患者において口内炎が完全に治癒(グレード0)していた。

以上の結果、プロポリスを含むマウスウォッシュは、抗がん剤による口内炎の治療に有効である可能性が示されました。

ただし、この試験では患者数が少ないため、確実な結論は得られていません。今後、より多くの患者を対象とした大規模な臨床試験が行われることに期待します。

がん患者さんにおける口内炎の治療

一般的な口内炎に対する治療を、がん情報サービスから引用してまとめておきます。

1)痛みがあるとき

(1)医師の処方により、鎮痛剤を使用
(2)うがいの工夫
  • 生理食塩水:水道水でのうがいがしみたりして苦痛であるとき
  • キシロカイン(R)ビスカス(局所麻酔薬):生理食塩水や水道水に混ぜてうがいする
(3)食事の工夫
  • 食事を刺激の少ないものにするとよいでしょう(薄味、冷ましたもの、香辛料は控える、ミキサー食、軟食、流動食、経腸栄養剤)
  • 食事によって痛みが強くなる場合、食事は控えるほうがよいでしょう

2)口内炎を悪化させず、早くよくするために

(1)うがいや口腔ケアの工夫
    • 生理食塩水:苦痛が少なく実施でき、口の粘膜の回復を促進する
    • エレース含嗽(がんそう):口内炎によってできた粘膜の不良組織を除去する
    • ハチアズレ含嗽:炎症を抑え痛みを和らげたり、口のなかの消毒や組織の再生を促す
    • オキシドール含嗽:舌苔の除去
    • 重曹含嗽、ハッカ水含嗽:口のなかの粘つきを和らげる
    • 口腔内保湿ジェル:乾燥を和らげ保湿する

※イソジンガーグル:しみて痛みが強かったり、口のなかを乾燥させ、組織の上皮化(口内炎が回復して新しい組織ができること)を阻害するため、口内炎があるときは用いないほうがよいでしょう

(2)食事の工夫
  • 口のなかの刺激になるものは控える(香辛料、かたいもの、酸味の強い果物など)

3)感染予防や出血予防

  • 口内炎を悪化させる感染を予防するためには、うがいをこまめに行うことが重要です。
  • 室外から帰ってきたとき、食事や薬の内服の前には必ずうがいをしましょう
  • 血小板が少ないときや出血のあるときは、出血を悪化させないために、口のなかを刺激しないようにしましょう
  • 乾燥によって口のなかを傷つけたり、出血するリスクが高まるので、口のなかや口唇の保湿につとめましょう

上記に加え、プロポリスを含むマウスウォッシュによるうがいは、がん患者さんの口内炎対策に有効であると思われます。

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