野菜と果物は胆管がんのリスクを低下:日本からの研究報告

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胆嚢(たんのう)がんや胆管がんは、多くの場合黄疸(おうだん)などの症状で発見されますが、診断された時点ですでに進行がんのことも多く、予後が非常に悪いがんの1つです。

俳優の川島なお美さんや柔道五輪金メダリストの斉藤仁さんも胆管がんで亡くなっています。

膵臓がんと同様、胆道がん(胆嚢・胆管・十二指腸乳頭部がん)もひとたび発症すると怖いがんですので、予防することが最も大切ですが、膵胆管合流異常など特殊な病態を除き、胆嚢がん・胆管がんの危険因子は分かっていません。

これまで野菜・果物の摂取は、いくつかのがんに対する予防となることが示されてきました。しかし、胆嚢がん・胆管がんに対する予防効果を調べた研究はほとんどありません。

今回、日本の大規模なコホート研究にて、野菜・果物の摂取が、胆嚢がん・胆管がんの発症リスクを低下させるとの研究結果が報告されました。

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野菜・果物の摂取量と胆嚢がん・胆管がん発症との関係

国立がん研究センターは、平成7(1995)年と平成10(1998)年に、全国の45~74歳の男女約8万人を平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、野菜・果物および栄養素の摂取と胆道系のがん(胆嚢がん・肝内胆管がん・肝外胆管がん)の罹患との関連を調べました。

結果は、International Journal of Cancer 2016年10月31日のオンライン版に報告されました。

The relationship between vegetable/fruit consumption and gallbladder/bile duct cancer: A population-based cohort study in Japan. Int J Cancer. 2016 Oct 31. doi: 10.1002/ijc.30492. [Epub ahead of print]

研究対象に該当した男女約8万人のうち、約14年間の追跡期間中に133人が胆嚢がん、99人が肝内胆管がん、161人が肝外胆管がんに罹患しました。

研究開始時の質問票をもとに、摂取量によって4つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループでがんの罹患リスクが何倍になるかを調べました。

解析にあたっては、性別、年齢、地域、BMI、喫煙、飲酒、胆石症の既往、糖尿病の既往、慢性肝炎・肝硬変の既往、身体活動量、魚摂取量、赤肉摂取量、緑茶摂取量のグループによる違いが結果に影響しないように配慮しました。

 結果1. 野菜・果物を多く摂取するグループで、肝外胆管がんに罹患するリスクが低かった

野菜と果物の合計および野菜の摂取量が多いグループで、肝外胆管がんに罹患するリスクが低下していました (HR = 0.49; 95% CI: 0.29-0.81; p trend = 0.005)。

野菜・果物の種類別に解析を行ったところ、緑の葉物野菜について、摂取量が多いグループで、肝外胆管がんに罹患するリスクが低下していました。

一方で、胆嚢がん、肝内胆管がんに関しては、野菜・果物の摂取に関連したリスクの低下は見られませんでした。

結果2. 葉酸、不溶性食物繊維を多く摂取するグループで、肝外胆管がんに罹患するリスクが低かった

野菜・果物に多く含まれる栄養素の解析では、葉酸および不溶性食物繊維の摂取量が多いグループで、肝外胆管がんに罹患するリスクが低下していました(HR = 0.48, 0.53; 95% CI: 0.28-0.85, 0.31-0.88 for the highest group; p trend = 0.010, 0.023; respectively)。

また、ビタミンCの摂取量が増えると、肝外胆管がんのリスクが低下する傾向が見られました(p trend = 0.029)。

まとめ

今回の研究から、野菜・果物の摂取は肝外胆管がんのリスクを低下させ、葉酸・不溶性食物繊維・ビタミンCがその効果の中心的な役割を果たしている可能性が示唆されました。

研究チームは今回の結果の原因として、葉酸がDNAのメチル化やDNA合成・修復に関与していること、不溶性食物繊維はインスリン感受性の改善や抗炎症効果など様々な機能を持っていること、またビタミンCは抗酸化作用を有していることより、それらの作用が肝外胆管がんに対し、予防的に機能した可能性があると考察しています。

胆管がんは比較的進行した状態で診断されることが多いがんです。

また、胆管がんに対するがん検診や早期診断の血液マーカーなどがないため、まずは予防することが最も重要です。

今回の結果を受け、日本人において野菜と果物の摂取が肝外胆管がんのリスクを低下させることが分かりました。

毎日の食事に野菜とフルーツを取り入れましょう!

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