がんに効くサプリメント!強力な癌抑制作用を持つウコンの成分テトラヒドロクルクミンとは?

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ウコンの成分であるクルクミンが、がんの予防や治療に効果があることは、多くの研究によって示されています(詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓)。

【医師監修】発がん、転移を抑えるウコン(クルクミン)の抗がん作用

一方で、クルクミンは脂溶性物質(脂には溶けるが、水には溶けない)であるため、吸収率が非常に悪いことが問題でした。

最近、クルクミンの代謝産物(体内で吸収されやすいかたちに変換されたもの)であるテトラヒドロクルクミンの強力ながん抑制作用に注目が集まっています。

このテトラヒドロクルクミンは安定した物質で吸収性に優れており、サプリメントとしても期待されています。

今回、このテトラヒドロクルクミンの抗がん効果の研究報告について紹介します。

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テトラヒドロクルクミンとは?

テトラヒドロクルクミン

ウコンの成分であるクルクミンが体内に取り込まれると、消化酵素によってその還元体であるテトラヒドロクルクミン(テトラヒドロクルクミド)に変換され、消化管から吸収されることが分かっています。

クルクミンが弱アルカリ性の条件下で速やかに分解されるのに対し、テトラヒドロクルクミンは酸性~アルカリ性にかかわらず安定であることが示されています。

抗酸化食品研究の第一人者である大澤 俊彦先生(愛知学院大学 心身科学部 学部長・教授 / 名古屋大学 名誉教授)によると、テトラヒドロクルクミンは強力な抗酸化作用をもっており、老化を予防する可能性があるとしています。以下、「ウコン研究所」より引用します。

なかでも私たちが注目したのは、クルクミンが代謝されて生成する「テトラヒドロクルクミン」が機能性発現に重要な役割を果たしているという結果でした。そのメカニズムは、クルクミンを摂取するとまず腸管上皮細胞で還元され、強力な抗酸化性を持つテトラヒドロクルクミンに変換されたのち、酸化ストレス制御機能を発現するという興味ある機構でした。

(中略)

私たちは国立長寿医療センターとの共同研究で、ショウジョウバエを用いて寿命延長および抗酸化ストレス応答効果を示す物質の探索を行いました。クルクミンの代謝物であるテトラヒドロクルクミンがレスベラトロールよりも強力な効果をもち、そのメカニズムはストレス応答性の遺伝子を標的遺伝子とするFOXO転写因子の核内局在誘導作用であることを明らかにしました。

つまりテトラヒドロクルクミンは以下の特徴をもつ成分なのです。

1.クルクミンが腸から吸収されるときに変換される代謝物

2.クルクミンよりも安定で分解されにくい

3.強力な抗酸化作用をもつ

テトラヒドロクルクミンの抗がん作用

テトラヒドロクルクミンには、クルクミンと同様(あるいはクルクミン以上)に、がんに対する抑制作用があることが実験によって示されています。

これまでに報告されているテトラヒドロクルクミンの抗がん作用の研究結果のうち、代表的なものをピックアップして紹介します。

テトラヒドロクルクミンによる大腸がんの予防効果

アゾキシメタン(発がん物質)によるマウスの大腸発がんモデルにおいて、クルクミンとテトラヒドロクルクミンの発がん予防効果を調べた研究です。

Tetrahydrocurcumin is more effective than curcumin in preventing azoxymethane-induced colon carcinogenesis. Mol Nutr Food Res. 2011 Dec;55(12):1819-28. doi: 10.1002/mnfr.201100290.

クルクミンとテトラヒドロクルクミンの両方とも、大腸がんの前がん病変である異常腺窩巣(aberrant crypt foci)およびポリープの発生を抑制しましたが、テトラヒドロクルクミンの方がクルクミンよりも抑制効果が高かったとの結果でした

テトラヒドロクルクミンによる乳がん細胞の増殖抑制

テトラヒドロクルクミンは乳がん細胞(MCF-7)に対して強力な増殖抑制を示し、そのメカニズムとして、細胞周期停止、アポトーシス(プログラムされた細胞死)の増加がみられました。

Inhibitory effects and molecular mechanisms of tetrahydrocurcumin against human breast cancer MCF-7 cells. Food Nutr Res. 2016 Feb 17;60:30616. doi: 10.3402/fnr.v60.30616. eCollection 2016.

テトラヒドロクルクミンによる子宮頸がんの抑制効果

マウスに子宮頸がん細胞を移植するモデルにおいて、30日間のテトラヒドロクルクミンの投与は腫瘍の増殖を70%以上も抑制しました(下図)。

テトラヒドロクルクミン ヌードマウス実験

また、テトラヒドロクルクミンの投与によって、腫瘍内の炎症や細胞増殖、血管新生を反映するマーカーである COX-2、EGFR、リン酸化ERK1&2、およびリン酸化AKTがすべて減少していました。

Effects of Tetrahydrocurcumin on Tumor Growth and Cellular Signaling in Cervical Cancer Xenografts in Nude Mice. Biomed Res Int. 2016;2016:1781208. doi: 10.1155/2016/1781208. Epub 2016 Jan 4.

以上の結果をまとめると、テトラヒドロクルクミンは様々ながんに対して増殖抑制効果を示しており、その効果はクルクミンよりも高い可能性が示唆されています。

現時点では最も強力ながん抑制作用が期待できるサプリメントといえるでしょう。

ただし、これらの実験は細胞および動物実験にとどまり、実際の人におけるがん抑制効果はまだ報告されていません。しかしテトラヒドロクルクミンの強力な抗がん作用に注目があつまっており、近い将来、人を対象とした臨床試験が行われる可能性があります。

追記

吸収率を高めたテトラヒドロクルクミンのサプリメントに関しては、こちらをどうぞ!


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