不眠に悩むがん患者さんへ!レジスタンス運動(筋トレ)が乳がん患者の睡眠障害を改善

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がん患者さんには睡眠障害がつきものです。特に乳がん患者さんでは、治療中や治療後、そしてサバイバーとなっても睡眠障害に悩まされることがあります。

がん患者さんの睡眠障害は生活の質を著しく低下させる問題となっていますが、その原因にはいろいろな因子があり、その対処法についても確立されたものはありません。

今回、海外から、レジスタンス運動が乳がん患者さんの睡眠障害を改善するかについてのランダム化比較試験の結果が報告されました。

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運動が放射線治療中の乳がん患者の睡眠障害に与える影響

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Effects of exercise on sleep problems in breast cancer patients receiving radiotherapy: a randomized clinical trial. (放射線治療中の乳がん患者における睡眠障害に対する運動の効果:ランダム化比較試験) Breast Cancer Res Treat. 2017 Apr;162(3):489-499. doi: 10.1007/s10549-017-4141-8. Epub 2017 Feb 8.

このランダム化比較試験では、放射線治療中の乳がん患者(ステージ0~III)160人を対象とし、レジスタンス運動(いわゆる筋トレ)を行うグループ(80人)とコントロールのリラクゼーションの訓練を行うグループ(80人)にランダムに割り付けました。

レジスタンス運動は、マシンを使った8つの異なるトレーニングから構成され、60-80%の力で8~12回のくり返しを3セット行います。

一方、リラクゼーションのグループでは、Jacobsonの方法にしたがって筋肉のリラクゼーションを行いました。

ともに1回1時間を週に2回、これを12週間にわたって続けました。

睡眠状態に関しては、アンケートによる自己申告によって評価しました。

結果を示します。

■ 試験開始時、全体で25.6%の患者さんに睡眠障害がみらました。
■ 睡眠障害に関連する因子として、うつ症状過去の抗がん剤による治療歴肥満(高BMI)、および子宮摘出術の病歴などが同定されました。
■ レジスタンス運動のグループでは、リラクゼーションのグループに比べ有意に睡眠障害が改善していた。すなわち、レジスタンス運動のグループでは放射線治療後に睡眠障害が減少する傾向にあり、逆にリラクゼーションのグループでは増加する傾向にあった。
■ レジスタンス運動のグループにみられたこの睡眠障害の改善傾向は、(統計学的有意差はなかったものの)12ヶ月後まで観察された

以上の結果より、レジスタンス運動は放射線治療中の乳がん患者さんの睡眠障害を改善することが示されました。

運動が睡眠障害を改善する明確な理由はまだわかっていませんが、不眠などの睡眠障害ががん患者さんの生活の質を著しく低下させることを考えると、この研究結果は乳がん患者さんを始め多くのがん患者さんにとって非常に重要な所見であると考えられます。

今後、さらなる研究によってがん患者さんの睡眠障害を改善するためのベストの運動方法について明らかになることを期待しましょう。

がん患者さんが睡眠障害を改善するためにできること

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がん患者さんの睡眠障害を改善するためにできることをまとめてみます。

1.原因を取りのぞく

まずは、睡眠障害の原因をさぐり、可能ならばその原因を取りのぞきましょう。特に身体的症状が原因で眠れない場合には、これらの症状を取りのぞくことが大事です。

例えば、痛みが原因でぐっすり眠れない場合、鎮痛剤を変えたり、量を増やす必要があります。遠慮せず主治医に相談してください。

不安が強くて夜眠れない患者さんも主治医や緩和ケアチームに相談してみましょう。今では、がん患者さんの心のケアを専門にしている科やチームも増えてきましたので、積極的に聞いてみましょう。

2.寝る前にできる不眠ケア

普段の生活で、一般的にできる不眠対策があります。

●昼寝はほどほど(20~30分程度)にする。

●夕食は早めに済ませ、夜食(特に寝る前3時間)はできるだけ食べない。

●コーヒーやお茶などカフェインを含む飲み物は寝る前には飲まない(飲むのならカフェインの入っていないカモミールティーなどを)。

●寝る前2時間は、テレビ、コンピューター、スマホ、タブレットなどはみない。落ち着く音楽を聴いたり、読書がいいでしょう。

●ゆっくりとぬるめのお湯で入浴する。

3.寝室環境を整える

部屋は暖めすぎず冷やしすぎず快適な温度に設定する。

●寝室の照明はできるだけ暗くする。

●鎮静効果のあるアロマ(ラベンダー、カモミール、オレンジスイート、ネロリ、セドロール、バニラなど)をたく。

●枕や布団を体に合うものに変える。

4.不眠の薬、サプリメントを使う

これらの工夫でも睡眠障害が解消されない場合には、睡眠薬(睡眠導入剤や抗不安薬など)について主治医と相談してください。この場合、不眠のタイプ(寝付きがわるい、途中で目覚める、熟睡できないなど)によって使用する薬が違うので、どのようなタイプの睡眠障害があるのかを詳しく伝えましょう。

また、「睡眠薬はちょっと心配」という方には不眠を解消するサプリメントもありますので、試してみる価値はあります。

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5.あまり睡眠障害について悩まない

眠れないとき、眠ろうと意気込んだり、「早く眠らないと!」とあせるとかえって眠れなくなることがあります。

必要な睡眠時間は人によって違います。必ずしも毎日7~8時間ぐっすりと眠れなくても大丈夫です。

あまり眠れないことをくよくよ悩むことはやめましょう。「1日くらい眠れない日があっても当然だ!次の日に眠れればいいや」くらいに思いましょう。

6.レジスタンス運動(筋トレ)をする

上記のランダム化比較試験より、レジスタンス運動によって睡眠障害が改善することが期待されます。まずは週に2回程度を2~3ヶ月続けてみましょう!

以上が、がん患者さんが睡眠障害を改善するための6つのことでした。


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