緑茶とブロッコリースプラウトで乳がんを撃退!カテキンとスルフォラファンの併用効果

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緑茶とブロッコリースプラウト

野菜や果物などの植物が持つ化学成分(ファイトケミカル)には、がんの予防や増殖抑制効果があることが研究の結果であきらかとなっています。

例えば、緑茶のカテキン(エピガロカテキン 3-ガラート、EGCG、ブロッコリースプラウトのスルフォラファンなどです(それぞれの抗がん作用については、以下の記事をどうぞ)。

しかし、がんに効くこれらのファイトケミカルは、それぞれ単独で研究されており、ときに不十分な結果も報告されています。一方で、これらを組み合わせた場合の効果については、これまでに報告がありません。

今回、カテキンスルフォラファン組み合わせることにより、乳がんの増殖が著明に抑制され、さらにホルモン剤であるタモキシフェンに対する感受性(治療効果)が復活することが報告されました。

このように、がんに効く植物由来の成分を組み合わせることで、抗がん効果がさらに高まることが期待される結果です。

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ホルモンレセプターと乳がん

乳がんの7割以上が、女性ホルモンであるエストロゲンが結合するレセプター(ER)が陽性であり、エストロゲンの刺激によって増殖します。

これを「ホルモン依存性乳がん」と呼びますが、タモキシフェンなどホルモン療法(エストロゲンが働かないようにする治療法)の対象になります。

一方で、残りの3割弱はエストロゲンレセプター(ER)が陰性であり、エストロゲンの影響を受けません。したがって、これらの乳がんにはホルモン療法の効果が期待できないのです。

もし何らかの治療によって、これらの乳がんのERが陽性になった場合には、ホルモン療法が効くようになる可能性があると考えられます。

カテキンとスルフォラファンの併用が乳がんのエストロゲンレセプターの発現を回復し、タモキシフェンに対する感受性を高める

本研究は、エストロゲンレセプター(ER)が陰性(発現していない)の乳がんに対して、緑茶の成分であるカテキンとブロッコリースプラウトの成分であるスルフォラファンの併用が、ERの発現およびタモキシフェンに対する感受性を変化させるかについて調査したものです。

Combinatorial bioactive botanicals re-sensitize tamoxifen treatment in ER-negative breast cancer via epigenetic reactivation of ERα expression. Sci Rep. 2017 Aug 24;7(1):9345. doi: 10.1038/s41598-017-09764-3.

実験には、エストロゲンレセプターが陰性の、MDA-MB-231とMDA-MB-157という2種類の乳がん細胞を使いました。

■ エストロゲンレセプター(ER)陰性乳がんに対して、カテキンスルフォラファンは単独ではあまり増殖を抑制しませんが、これらを併用することで増殖を著明に抑制しました。

乳がん増殖に対するカテキンとスルフォラファンの併用

■ カテキンスルフォラファン併用により、エストロゲンレセプター(ER)陰性の乳がんのER発現が著明に回復(上昇)しました。

乳がんER発現対するカテキンとスルフォラファンの併用

■ マウスの乳がん移植モデルにおいて、カテキンスルフォラファン併用腫瘍の増殖を抑制し、さらにタモキシフェンに対する感受性を高めました(そのままでは抗エストロゲン治療であるタモキシフェンが効かないが、カテキンとスルフォラファンの併用で効くようになった

マウス乳がんに対するカテキンとスルフォラファンの併用

以上の結果より、カテキンとスルフォラファンの併用によって、エストロゲンレセプター(ER)が陰性の乳がんの増殖が抑制され、またERが陽性となってホルモン療法が効くようになる可能性があるとのことです。

これは、例えば現在ではホルモン療法が効かず、治療の選択肢が限られているトリプルネガティブ乳がんに対する新たな治療戦略としても重要な発見であると考えられます。

緑茶とブロッコリースプラウトを同時にとりましょう!

野菜や果物などの植物が持つ特定の化学成分(ファイトケミカル)には、単独でも抗がん効果が証明されているものがあります。

代表的なものに、カテキン(緑茶)、スルフォラファン(ブロッコリー)、リコピン(トマト)、ゲニステイン(大豆)、レスベラトロール(ベリーなど)、アントシアニン(ベリーなど)などがあります。

今回の研究では、これらのがんに効くファイトケミカルを組み合わせることで、さらに強力ながん治療効果を発揮できる可能性があることを示しています。

今夜は、ブロッコリースプラウトのサラダと緑茶を夕飯の献立に加えてみてはいかがでしょうか?


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