クルクミンはがん患者さんにとって是非とも摂取したい成分ですが、じつは脂溶性物質(脂には溶けるが、水には溶けない)であるため、吸収率が非常に悪いことが問題でした。
通常のままではクルクミンを大量に摂取しても十分な血中濃度が得られないのです。
「ウコン(ターメリック)には薬効がないことが判明」といった研究報告も、ひとつにはこのクルクミンの吸収率の悪さが原因と考えられます。
そこで、クルクミンの吸収率を大幅にアップしたサプリメントを紹介します。
吸収率を高めたクルクミンのサプリメント
クルクミンの代謝物テトラヒドロクルクミンとは?
クルクミンが体内に取り込まれると、消化酵素によって分解され、その代謝物(還元体)であるテトラヒドロクルクミン(テトラヒドロクルクミド)に変換され、消化管から吸収されることが分かっています。
この過程で、色が黄色から白へと変化します↓
抗酸化食品研究の第一人者である大澤 俊彦先生(愛知学院大学 心身科学部 学部長・教授 / 名古屋大学 名誉教授)によると、テトラヒドロクルクミンは強力な抗酸化作用をもっており、老化を予防する可能性があるとしています。以下、「ウコン研究所」より引用します。
なかでも私たちが注目したのは、クルクミンが代謝されて生成する「テトラヒドロクルクミン」が機能性発現に重要な役割を果たしているという結果でした。
そのメカニズムは、クルクミンを摂取するとまず腸管上皮細胞で還元され、強力な抗酸化性を持つテトラヒドロクルクミンに変換されたのち、酸化ストレス制御機能を発現するという興味ある機構でした。
(中略)
私たちは国立長寿医療センターとの共同研究で、ショウジョウバエを用いて寿命延長および抗酸化ストレス応答効果を示す物質の探索を行いました。
クルクミンの代謝物であるテトラヒドロクルクミンがレスベラトロールよりも強力な効果をもち、そのメカニズムはストレス応答性の遺伝子を標的遺伝子とするFOXO転写因子の核内局在誘導作用であることを明らかにしました。
つまりテトラヒドロクルクミンは以下の特徴をもつ成分なのです。
1.クルクミンが腸から吸収されるときに変換される代謝物
2.クルクミンよりも安定で分解されにくい
3.強力な抗酸化作用をもち、老化を防止する作用が期待される
秋ウコンホワイト(日本サプリメントフーズ)
ウコンの中でもクルクミンを最も多く含む秋ウコンを原料とし、このテトラヒドロクルクミドを95%含有したサプリメントがこちらです↓
水がいらないタブレットタイプです。
レモン風味で美味しいです。
他のウコンのサプリメントと比較しても安い(1ヶ月分が送料無料の2750円:1日あたり91円)ので、続けやすいのもうれしいですね。
健康維持のため、「飲む前にのむ」ではなく、「毎日のむ!」をおすすめします。