日刊ゲンダイヘルスケアで「このがん治療で・・」の内容が紹介されました(1)

日刊ゲンダイヘルスケアで『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本』の内容が一部紹介されました(2019年6月7日)。

タイトルは、「がん治療は情報戦!入院前に知っておきたい「5つの真実」」です。

この記事では、

  1. 近くの病院より遠くの手術数の多い病院
  2. 執刀医は男性より女性、年齢は40代~50代前半の成功率が高い
  3. 金曜手術は月曜より死亡率が50%高い
  4. 抗がん剤は副作用が出た方が死亡率が低い
  5. がん診断後でも2時間以上の昼寝はダメ

といった内容でまとめてもらっています。

一部を抜粋して紹介します。

■近くの病院より遠くの手術数の多い病院

「手術件数が多い病院をハイボリュームセンター、少ない病院をローボリュームセンターと言います。がん手術を受けるときはハイボリュームセンターを選ぶことが鉄則です」

 手術における成功とは手術後の合併症が少なく、手術による死亡リスクなどが低いことを言う。実はハイボリュームセンターの方がローボリュームセンターより手術成功率が高いことが報告されている。例えば、年間20例以上の手術をしている病院で手術を受けた方が膵臓がんの生存率は高くなる。患者特有のさまざまな要素を調整して同じ条件で比べると切除後の生存率は30%も違ってくる。 

「遠くのハイボリュームセンターで膵頭十二指腸切除を受けた膵臓がん患者は、近くのローボリュームセンターで同じ手術を受けた患者に比べて術後早期の死亡率が4・3%少なく、長期死亡リスクが25%も低いとの報告もあります」 

 オランダでは2005年以降、膵臓がん手術をハイボリュームセンターで集中的に行うようにしたところ、それ以前と比べて入院中の死亡率が24%から4%に低下し、2年生存率が38%から49%にアップしたという。

こちらも是非お読みください。

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