日刊ゲンダイヘルスケアで「このがん治療で・・」の内容が紹介されました(2)
日刊ゲンダイヘルスケアで『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本』の内容が一部紹介されました(2019年6月14日)。
タイトルは、「がん手術を受ける前に 患者が知っておくべき「5つの事実」」です。
この記事では、がん手術前に知っておきたいこととして、
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近くの病院より遠くの手術数の多い病院
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執刀医は男性より女性、年齢は40代~50代前半の成功率が高い
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金曜手術は月曜より死亡率が50%高い
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抗がん剤は副作用が出た方が死亡率が低い
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手術前に握力や歩く速度が低下すると危険
といったトピックスでまとめています。
一部を抜粋して紹介します。
■手術を避けて代替医療を選ぶと死亡率が2.8倍高くなる
「“お金さえ出せば世間が知らない特別な治療法があって、がんでも治る”と思う人がいますが、間違いです。仮に効果があっても研究段階のもので、安全性が担保されていないかもしれません。それに比べて医師が勧めるガイドラインに基づいたがん標準治療は死亡リスクが統計学的に低く、安全で効果が期待できる治療です」
それでも、手術を拒否して民間療法などに頼る人はいる。
生存期間はどうなるのか?
「米国がん研究所に登録された、8つの代表的ながんと診断された92万5127人を対象とした研究があります。手術を勧められた患者69万2938人のうち、手術を受けた69万497人と拒否した2441人の、生存期間を比較したものです」
それによると、手術を拒否した人は、手術を受けた人に比べて死亡率は2・8倍も高かった。
「がん治療は必ずしも生存期間だけを基準にすることが正解ではありません。生活の質や、自分の価値観を重んじることも大切です。ただ、がん手術を勧められた場合、拒否すると死亡率が高まる事実を念頭に治療法を選択することが大切です」
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