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「その症状、がんのサインかもしれません」(PHP研究所)出版のお知らせ

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2019年11月21日、PHP研究所より「その症状、がんのサインかもしれません」が出版されます。

本書では、「がんを早期発見するために、知っておくべき症状」を中心に、広くがんについての情報をまとめました。

がんは早期に発見できれば、治る可能性が高い病気です。

一方で、進行したがんに対しては、最新の治療法をもってしても限界があります。

できるだけ早く「がんのサイン」に気づき、勇気をもって専門の病院を受診することが重要です

もちろん、すべてのがんにサインがあるわけではありません。

たとえば肝臓がんや膵臓がんのように初期には症状がないまま進行するタイプのがんもあります。

そのような「症状がでにくいがん」を発見するためにはどうすべきかについても解説しました。

「その症状、がんのサインかもしれません」の内容

PART1 データからみる「がんと日本人」

日本における最新のがん情報をまとめ、がんはどうしてできるのか?、がんかもしれないと思ったらどうすべきか?、がんと診断されたらどうすべきか?などについて解説しました。

PART2 早期発見!見逃さない!がんのサイン

臓器(部位)別に、以下のおもながんの症状(サイン)危険因子(どんな人がなりやすいか)をまとめました。

  • 口腔がん
  • 咽頭がん
  • 喉頭がん
  • 甲状腺がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 肝臓がん
  • 胆のうがん・胆管がん
  • 膵臓がん
  • 腎臓がん
  • 尿路上皮がん(膀胱がん)
  • 前立腺がん
  • 乳がん
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん
  • 卵巣がん
  • 悪性リンパ腫
  • 白血病
  • 皮膚がん
  • 脳腫瘍

PART3 がんに負けないために知っておきたいこと

がんと告知された場合に知っておくべきことをまとめました。

がんの治療はどこで受けるべきか、主治医とはどう付き合うべきか、治療中にはどういったことに気をつけるべきか、などを解説しました。

がんは「万が一」ではなく、「二分の一」

最近、がんであることを公表する有名人の報道が多くなってきました。

なかには進行がんで亡くなる人もいます。

「こわいな」と感じる人が大半だとは思いますが、どこかに「自分は大丈夫」、「まさかこんなに健康な自分ががんにはならないだろう」という気持ちがあるものです

しかし、日本対がん協会のCMキャッチフレーズにあるように、がんは「万が一」ではなく、「二分の一」の時代です

決して他人事ではないのです。

もし、気になる症状があって、なかなか良くならない場合には、勇気をもって医療機関で検査を受けてもらいたいのです。

本書が皆様や大切なご家族のお役にたてれば幸いです。

 

  • この記事を書いた人

佐藤 典宏

医師(産業医科大学 第1外科 講師)、医学博士。消化器外科医として診療のかたわら癌の基礎的な研究もしています。 標準治療だけでなく、代替医療や最新のがん情報についてエビデンスをまじえて紹介します。がん患者さんやご家族のかたに少しでもお役に立てれば幸いです。

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