「生命力の磨き方」から学ぶ、がんを克服し奇跡的治癒をはたすためのマインドセット

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がんの奇跡的治癒は本当にあるのか?誰にでも起こせるのか?そして、どうやったら起こせるのか?

整形外科の医師であり、がん患者でもある保田賢児氏の著書「生命力の磨き方」のなかに、その答えがあります。

現代医療に頼らず、自分の力で余命1ヶ月の悪性腫瘍を克服した保田氏は、奇跡的治癒は決して特別ではないといいます。

今回は、本書から学ぶ「奇跡的治癒をおこすために必要なマインド」について解説します。

「生命力の磨き方」から学ぶ、がんの奇跡的治癒をはたすための16のマインドセット

余命一ヶ月から生還した医師が伝える 生命力の磨き方(SIBAA BOOKS)

整形外科医として忙しく働いていた保田氏は、37歳のとき慢性的な疲労感と体調不良を感じ病院で精密検査を受けたところ、「肺から心臓にまたがる巨大な悪性腫瘍」が発見されます。

腫瘍が大きすぎて手の施しようがなく、余命は1ヶ月と告知されます。主治医からは「今のうちから身辺整理をしておくように」とまで言われます。

しかし、「なんとしても病気を克服し治癒する」と心に決め、東洋医学などの伝統医学や代替療法(ケーシー療法、イメージ療法、食事、運動など)を学び、実践します。

そして、なんと半年後に腫瘍は消失したのです・・・。

保田氏は自身の経験より、「病気の治癒に必要なものは生命力を高めることであり、自分の健康は自分で創るもの」という結論にたどり着いたといいます。

また、医学的に治癒が望めないと宣言された病気から奇跡的治癒をはたした人には、共通の考え方(マインドセット)があることに気づきます。

以下にその共通点を紹介します。

1.生きたいという強い願望をもつ

人には強く願うことで、現実を変える能力が備わっているといいます。思考が生理機能や生活習慣、心の状態、免疫系などに影響を与え、自己治癒力が高まるといいます。実際に、保田氏のように、生きると決意したことで健康を手に入れた人が多く存在するのも事実です。

「がんが自然に治る生き方」の中で、著者のケリー・ターナーも、がんの寛解には「どうしても生きたい理由」を持つことが重要であると述べています。

2.感情を抑制しない

マイナスなものも含めてすべての感情をぶちまけることが大切であり、心を解放することで生命力が湧いてくると述べています。

3.自分を笑い飛ばせるユーモアをもつ

どんな悲惨と思われる状況であっても、ユーモアの精神があれば、物事をポジティブに捉えることができ、生き抜く力を得ることができるとしています。

4.心を明るくし、笑いで満たす

笑うことによって免疫細胞が増え、またカテコールアミンやエンドルフィンという物質が分泌されることで免疫が活性化されるとのことです。

笑いが免疫力を高め、がんの治療に役に立つことは以前こちらの記事でも述べました。

5.自己愛を持つ

まず自分の体と心と魂に愛情を向けることが大切であると述べています。自分を犠牲にしたり、ないがしろにしていると治癒力が抑制されてしまうとのことです。

6.周囲への愛を持つ

自分を愛すると同時に、周囲の人への幸せを願うことで精神的な安定がもたらされ、治癒力が増すとのことです。

自己愛と利他の精神を両立させることがポイントであると述べています。

7.周囲からの愛を感じる

愛に満たされていることを感じることで、ポジティブなエネルギーに包まれ、体にも心にもよい影響が出ると述べています。

8.他人の望むように行動しない

がんになりやすい人は、他人のことを気にする結果、自分自身を責める傾向があるとのことです。人の顔色ばかりを気にするのではなく、本来の自分らしく生きるよう心がけるべきであるとのことです。

9.無邪気な遊び心をもつ

童心にかえって頭で考えず、心の赴くままに行動し、なんでも遊びにして楽しむような柔軟な心を持つと治癒力が増すとのことです。

10.心を平安にする

不安や恐れ、怒りといった感情は免疫力を低下するため、心穏やかにすごすことが大切であると述べています。

11.批判は受け入れるが、批判はしない

人の意見を素直に聞く心の大きさをもち、人のことを批判しない寛容さをもつことが必要であるとのことです。

12.自分のことは自分で決める

自分の運命を他人にゆだねてしまうと、ここ一番のときに生命力が発動しなくなってしまうとのことです。自分で選んだ道だからと不退転の決意で治療に望めば天も力を貸してくれ、道が開けるとしています。

13.問題を解決しようと努力する

人生には様々な問題は必ず起こるものです。問題を恐れるのではなく、自己成長の機会だと考え、その解決に全力で取り組むことが大切であるとしています。

14.精神的に成長する

精神的に成長することで周囲へ対する慈しみ、許しの精神が生まれるとしています。心に平安が生まれる結果、自己治癒力が増すとのことです。

15.人に尽くすことを喜びと感じる

人のために働く人は免疫が活性化しており、人から感謝されるとポジティブなエネルギーが生まれ、自己治癒力が高まるとのことです。

16.人とのつながりを強く感じ、人間関係を深める

いかに自分が多くの人に囲まれ、支えられて生きているかに気づくことが大切であると述べています。

 

以上が、奇跡的治癒によって生還した人にみられる共通のマインドセットでした。

保田氏は次のように述べています。

もともと奇跡的治癒をはたした人の話を耳にしても、信じることができませんでした。しかし、自分自身が共通点を学んで実践し、奇跡的治癒を体験したことで、奇跡などではなく、誰にでも実戦可能な理論だと確信しました。

つまり、治癒した人たちに共通するこのような考え方を身につけることで、誰にでも奇跡と呼ばれる病気の治癒は可能であると述べています。

 


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