がんの治療で後悔しないために!ぜったいに主治医に確認すべき10項目
がんの治療は進歩していると同時に、多様化しています。つまり、多くの場合がんの治療にはいくつかの選択肢があるのです。
がんを克服するためには、いかにしてベストの治療法を選ぶかが最大のポイントになります。
しかし、実際にはがんと診断された場合、心理的な動揺から冷静な判断ができず、医師のすすめる治療を深く考えもせず選択してしまうことが多いのです。
しかし、ひとたび治療法を決定した場合、なかなか後戻りできないため、しっかりと考えて自分に合った治療法を選ぶことが重要なのです。
そこで、がんの治療で後悔しないために、絶対に主治医に確認すべき10項目をあげてみます。
ぜったいに主治医に確認すべき10項目
1.がんの部位(臓器、部位)
まず、当たり前ですが、がんがどの臓器のどこにできているのか(原発巣)について確認しましょう。
その臓器にあるからといって、必ずしもそこから発生したとは限りません。例えば肝臓に腫瘍がある場合、肝臓から発生したがんと、他の臓器(胃や大腸など)から転移(飛び火)したがんの場合があり、治療法が違ってきます。
2.がんと診断した根拠(細胞や組織の検査までしたのか?)
がんと診断した根拠(理由)も聞いてください。一般的に、がんの確定診断には、細胞や組織の検査(顕微鏡によるがん細胞の確認)が必要です。場合によっては画像の検査だけでがんと判断する場合もあります。
3.がんの進行状況(ステージ:腫瘍の深さ、リンパ節転移、遠隔転移など)
がんの進行具合(ステージ)を確認しましょう。また、どうしてそのステージになったか(腫瘍の大きさや深さ、リンパ節転移や遠くの臓器への転移)の理由も聞きましょう。
4.標準的な治療法について(ガイドラインではどうなっているか?)
ガイドライン(がんなどに対する標準的な診療についての指針)ですすめている最も一般的な治療法について確認しましょう。ちなみに、必ずしもガイドラインですすめている治療が全員にベストであるとは限らないため、注意が必要です。
5.主治医のすすめる治療法とその理由(経験はあるのか?)
主治医のすすめる治療法とその理由、さらに治療経験についても聞きましょう。似たような症例の経験がある場合には、その治療成績についても確認しましょう。
6.治療の目標(がんの根治か、進行を止めるのか?)
よく患者さんが誤解されますが、がんの治療にはがんを完全に除去したり全滅させる治療(根治とか完全寛解といいます)の場合と、完全に治ることはないが、できるだけがんが進行しないようにする場合とがあります。あるいは、緩和医療(がんの積極的な治療はせず、痛みや症状をとる治療)が目標のこともあります。何を治療の目標においているかを確認しましょう。
7.治療にともなうリスク(手術だったら死亡率、合併症)、副作用、後遺症
どんな治療にも必ずリスクが伴います。手術だったら死亡率や合併症、抗がん剤なら副作用、放射線治療では副作用と後遺症についてしっかりと聞いておきましょう。
8.予定される治療期間
例えば抗がん剤治療の場合どのくらいの治療期間が予想されるのか、放射線治療の場合には何回(どのくらいの期間)照射が必要かについて確認しましょう。
9.それ以外に考えられる治療法について
標準治療以外の治療についても聞いてみましょう。また、必要ならばセカンドオピニオンについても検討してみてください。
10.その治療がうまくいかなかった場合の次の手段
当初の治療法がうまくいかなかった場合、次に治療手段があるのかについても確認しておきましょう。
以上を必ず確認しましょう!そして、自分に合った治療法を少なくとも1~2週間は時間をとって考えましょう。
自分の治療法は自分で決めましょう。そして、なかなか決まらないときには、直感に従うことも大事です。
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