2018年8月21日 / 最終更新日時 : 2019年12月11日 佐藤 典宏 がん研究 アサイー(アサイーベリー)はがんを抑制する:最新の研究結果まとめ がん患者さんには、適量のフルーツ(果実)をおすすめしています。 フルーツには、酵素が含まれていることより消化を助け、また抗酸化作用や抗炎症作用を有するものがあり、がんの予防や治療に効果が期待されています。 なかでも、アサ […]
2018年5月26日 / 最終更新日時 : 2024年11月16日 佐藤 典宏 がん研究 がん治療は腸内細菌(腸内環境)で決まる?プロバイオティクス(善玉菌)のすすめ 最近、腸内細菌(腸内環境)とがんとの関係がクローズアップされてきました。 腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌に分類されますが、このバランスのことを腸内環境または腸内細菌叢(あるいはマイクロバイオータ)といいます。 […]
2018年3月27日 / 最終更新日時 : 2020年1月25日 佐藤 典宏 がん研究 ケトン食が効くがんと効かないがんの違いとは?ケトン体分解酵素による治療効果予測 がんの食事療法として全世界で注目を集めているものに、ケトン食(ケトジェニックダイエット)があります。 ケトン食とは、限りなく糖質(炭水化物)を制限し、代わりに脂肪やタンパク質を増やす食事法です。 血中のグルコース(血糖) […]
2018年2月27日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん研究 膵臓がんの新たな腫瘍マーカー CEMIP(KIAA1199)とは?CA19-9との併用で診断率アップ 膵臓がん治療における最大の問題点は、診断時におよそ70~80%の患者さんが切除不能の進行がん(局所進行または転移性)であるという事実です。 つまり、早期に発見されるケースがきわめて少ないということです。 現在、膵臓がんを […]
2017年9月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん研究 糖尿病とがんとの関係:高血糖(ブドウ糖)はがん細胞の遊走・浸潤を刺激して転移を促進する 糖尿病は、膵臓がんなどがん発症の危険因子として知られています。また、糖尿病はがんの発症リスクを高めるだけではなく、がんの進行(浸潤や転移)にも深く関わっていることが明らかとなってきました。 実際に、糖尿病や高血糖は、大腸 […]
2017年9月20日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん研究 膵臓がんにジェムザールが効かない理由は細菌だった?抗生剤で治療効果が高まる可能性 膵臓がんに対する化学療法(抗がん剤治療)の選択肢は増えてきましたが、やはり現在でもゲムシタビン(ジェムザール)をベースとした治療が主体となっています。 たとえば、切除不能の膵臓がんに対しては、ゲムシタビン単独療法、ゲムシ […]
2017年9月18日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん研究 がん患者のカヘキシア(悪液質)治療には有酸素運動が有効!オートファジーの関与 多くの進行がん患者にみられるカヘキシア(悪液質)とは、がんによる代謝異常や炎症によって引き起こされる骨格筋の持続性の喪失を特徴とした栄養障害のことです。 カヘキシアはがん患者の生活の質(QOL)を著しく低下させ、また進行 […]
2017年9月11日 / 最終更新日時 : 2020年5月22日 佐藤 典宏 がん研究 大腸がんの抗がん剤耐性と再発の新たな原因を発見!恐怖の細菌フソバクテリウムとは? 大腸がんの罹患者および死亡者数は、世界的にも、また日本においても増加しています。 効果の高い抗がん剤や分子標的薬の導入により、大腸がんの予後は改善しつつあります。しかし、なかには抗がん剤が効かなくなる(薬剤耐性あるいは抗 […]
2017年7月6日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん研究 遺伝子異常(ミスマッチ修復機構欠損)により抗PD-1抗体(ペンブロリズマブ)が効く癌を予測 手術、抗がん剤、放射線に次いで第4の標準治療として注目されている免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボやキイトルーダなど)ですが、一部の患者にしか効果がみられないこと、予期せぬ副作用、および医療費の高騰などの問題も抱えて […]
2017年6月28日 / 最終更新日時 : 2019年7月17日 佐藤 典宏 がん研究 お酒(アルコール)が癌細胞の転移を促進する?大腸がん肝転移モデルでの検討 ビールが美味しい季節になってきました。でもがん患者さんにとってアルコールの影響はどうなのでしょうか? 一般的に、アルコールの過剰摂取(大量飲酒)は肝臓がん、食道がん、咽頭がん、膵臓がん、乳がんなど様々ながん発症のリスクを […]
2017年6月27日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん研究 ケトン食は癌に効果があるのか?動物実験における抗がん作用のエビデンス ケトン食(ケトジェニックダイエット)は、炭水化物(糖質)の摂取量を極端に減らし、脂質を増やすことで、ケトン体がエネルギー源として使われる状態に誘導する食事療法のことです。 ケトン食は、難治性てんかんの治療法として実際にお […]
2017年5月20日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん研究 ヒアルロン酸産生をブロックする薬(4-MU/ヒメクロモン)のがん治療における可能性 ヒアルロン酸とがん治療に関連した非常に興味深い研究報告があります。 前にも述べましたが、多くのがんではヒアルロン酸が異常に多くなっており、一部でがんの進行(増殖や転移)を促進していることがわかっています(下記参照)。 ヒ […]
2017年4月22日 / 最終更新日時 : 2018年9月27日 佐藤 典宏 がん研究 トリプルネガティブ乳がんの余命(生存率)を決めるのはやっぱりナチュラルキラー細胞(免疫)だった? トリプルネガティブ乳がんとは、ホルモン受容体であるエストロゲンレセプターとプロゲステロンレセプターおよび細胞の増殖や悪性化に関わるHER2(ハーツー)の3つがすべて陰性の乳がんのことをいいます。 乳がん全体の10~15% […]
2017年4月21日 / 最終更新日時 : 2020年12月7日 佐藤 典宏 がん研究 プロバイオティクスでがん治療:乳酸菌由来の新規抗がん物質フェリクロームとは? プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌など、腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを改善し、人体に有益な作用をもたらす生きた微生物(いわゆる善玉菌)のことです。 最近、プロバイオティクスには、整腸作用はもちろんのこと […]
2017年3月3日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん研究 精神的・心理的苦痛はがんの死亡率を上昇させる!セルフチェックのすすめ 昔からよく「病(やまい)は気から」といいますが、実際に多くの研究によって、心血管病や脳卒中などの病気のリスクは、心理的な状態によって強く影響されることが証明されています。 がん(癌)おいても、一部の報告では、うつや不安な […]
2017年2月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ヒアルロン酸はがんを進行させる?新しい治療のターゲット ヒアルロン酸はからだのあちこちに存在する成分で、お肌のハリやうるおいを保つために必要な成分であるため、化粧品やサプリメントなどに使われています。 また、膝の痛みをやわらげる治療として、ヒアルロン酸注射が行われています。 […]