2019年3月25日 / 最終更新日時 : 2019年6月16日 佐藤 典宏 免疫治療 筋肉量の低下(サルコペニア)があると免疫チェックポイント阻害剤の反応が弱まる? オプジーボやキイトルーダといった免疫チェックポイント阻害剤の適応が拡大し、肺がんをはじめ、さまざまながんの治療薬として普及しつつあります。 同時に、免疫チェックポイント阻害剤の効果が期待できるがんのタイプや患者さんの要因 […]
2018年7月25日 / 最終更新日時 : 2024年10月7日 佐藤 典宏 サプリメント ビタミンDのサプリメントで肺がん術後の生存率が改善:ランダム化比較試験 一般的には、「サプリメントではがんは治らない」あるいは、「がんに効くサプリメントはない」といわれています。 一方で、多くの実験データや研究により「一部のサプリメントにはがんの発生や進行を抑える効果がある」こ […]
2018年6月14日 / 最終更新日時 : 2018年12月6日 佐藤 典宏 手術 早期肺がんに対する手術は放射線治療(SBRT)に比べて死亡率が上昇:海外からの報告 早期の非小細胞肺がん(NSCLC:肺腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)に対しては、肺切除手術が標準治療として長く行われてきました。 一方で、高齢の患者さんや、全身状態(とくに肺の機能)が悪くて手術がきびしい患者さんでは、 […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 免疫治療 術前のニボルマブ、肺がんの45%に治療効果あり:新たな術前免疫療法に期待 免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボあるいはキイトルーダ)によって、進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の生存率が改善することがわかり、大きな期待が寄せられています。 一方で、比較的早期の切除可能な肺がんの治療は、ここ […]
2018年2月24日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん自然退縮 ステージ4のがんが治療せずに自然に治る!肺がん(扁平上皮癌)の自然退縮例 肺がんは、日本におけるがん死亡者数の第1位(男女計)をしめる予後不良のがんです。 近年、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の導入によって進行した肺がん(非小細胞肺がん)の治療の選択肢は増えました。 しかしながら、ステ […]
2018年1月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん情報 肥満と低体重(やせ型)は肺がん術後の生存率を低下:適正体重をキープする重要性 日本における平均寿命の延長にともない、高齢のがん患者が増加しています。 がんの標準治療には手術、抗がん剤、放射線治療がありますが、高齢のがん患者さんに手術を選択するかどうかについては議論がつづいています。 とくに高齢のが […]
2017年12月18日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 抗癌剤・分子標的薬 小細胞肺がんに新たな分子標的薬ベネトクラックス(BCL-2阻害剤)が有効 小細胞肺がん(small cell lung cancer, SCLC)は肺がん全体の10~15%と比較的少ないのですが、悪性度が高く予後が悪いがんとして知られています。 化学療法や放射線療法に対する感受性(効果)が高い […]
2017年12月11日 / 最終更新日時 : 2019年7月23日 佐藤 典宏 抗癌剤・分子標的薬 オシメルチニブ(タグリッソ)がEGFR変異陽性の非小細胞肺がんに有効:ファーストラインの標準治療になるか? 肺がんは日本においても増加傾向にあり、がん死亡率トップの難治がんです。 しかしながら、近年の分子標的薬の開発・臨床への導入によって進行性の非小細胞肺がん患者の生存率は少しずつ改善しつつあります。 たとえば、EGFR(上皮 […]
2017年12月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) がんによる体重減少と悪液質(カヘキシア)の治療にアナモレリンが有効:進行性肺癌患者での臨床試験 食欲不振および体重減少を特徴とする悪液質(カヘキシア)は、進行がん患者さんにとって生活の質を低下させるだけではなく、栄養状態を悪化させ直接的な死因となる最も厄介な問題です。 カヘキシアは通常の栄養サポートだけでは完全には […]
2017年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん情報 抗PD-L1抗体デュルバルマブ(durvalumab)が非小細胞肺癌の生存期間を有意に延長 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(小細胞癌という特殊なタイプ(組織型)以外の約80%の肺がん)は予後不良ながんですが、ここにきてその治療法は大きく変化しつつあります。 抗PD-1抗体薬であるオプジーボ(ニボルマブ)、キ […]
2017年11月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 手術 肺がんステージ4の治療法:手術による局所治療追加で抗がん剤単独より生存率を大幅に改善 非小細胞肺がん(肺腺がん、肺扁平上皮がん、肺大細胞がん)のステージ4(遠隔転移を認める状態)に対する治療にはさまざまなものがあり、未だに確立されたものはありません。 一般的には、全身化学療法(抗がん剤)が治療の中心となり […]
2017年10月10日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 【医師が解説】がん代替医療の生存率へあたえるインパクト:標準治療に比べ死亡リスクを2.5倍に増加 最近、手術、抗がん剤、放射線治療などの標準治療を拒否して代替医療(alternative medicine)を選択する有名人の報道をよく目にします。 例えば、アップル社の創始者で元CEOのスティーブ・ジョブズは、2003 […]
2017年9月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん研究 糖尿病とがんとの関係:高血糖(ブドウ糖)はがん細胞の遊走・浸潤を刺激して転移を促進する 糖尿病は、膵臓がんなどがん発症の危険因子として知られています。また、糖尿病はがんの発症リスクを高めるだけではなく、がんの進行(浸潤や転移)にも深く関わっていることが明らかとなってきました。 実際に、糖尿病や高血糖は、大腸 […]
2017年9月22日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がんの予防 炎症を抑える分子標的薬(抗インターロイキン-1β抗体)カナキヌマブが肺癌を抑制 慢性の炎症が、がんの発症や進展(増殖、浸潤、転移)に深く関与していることはよく知られています。 とくに肺がんは、アスベスト、喫煙、あるいは他の吸入毒によって引き起こされる持続性の炎症が原因であると考えられます。 これまで […]
2016年11月9日 / 最終更新日時 : 2018年11月23日 佐藤 典宏 サプリメント ブロッコリーを食べましょう!強力な抗がん効果をもつスルフォラファンが肺癌の成長を阻害 キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科野菜には、がんの予防効果があることをご存じでしょうか? 特に、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには強力な解毒作用と抗酸化作用があり、肺がんをはじめとした種々のがんに対する予防効 […]
2016年10月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 肺がんの治療が変わる?免疫チェックポイント阻害剤による癌免疫療法の驚くべき効果 肺癌(肺がん)は日本におけるがん死亡率トップのがんであり、現時点での抗がん剤治療には限界があります。分子標的治療薬の登場によって肺がん治療の選択肢は増えましたが、今なお多くの患者さんが、新しい画期的な治療法の開発を待って […]