2018年10月18日 / 最終更新日時 : 2018年10月18日 佐藤 典宏 がんの予防 胃がんの最大の原因 ピロリ菌感染について医師が解説:検査と除菌治療で大丈夫? 最近、中尾翔太さん(享年22歳)、山本KID徳郁さん(享年41歳)と、若くして「胃がん」で亡くなった有名人の報道が相次ぎました。 胃がんは全体的には高齢者に多い病気ですが、50歳未満の若い人にも発症します。 とくに予後( […]
2018年7月27日 / 最終更新日時 : 2018年7月27日 佐藤 典宏 免疫治療 胃がん肝転移をあきらめない!ニボルマブ(オプジーボ)による癌の消失(完全奏効) 手術および化学療法(とくに分子標的薬)の進歩によって、進行胃がんの治療成績(予後)は向上しつつあります。 しかしながら、転移や再発を認める手術ができない(切除不能)胃がんの生存率は、いまだ厳しい状況です。 免疫にかかった […]
2018年7月9日 / 最終更新日時 : 2020年1月15日 佐藤 典宏 がんの予防 胃がんで死なないために:危険因子、症状、早期診断法、治療、予後(生存率)まとめ また一人、若くして胃がんで亡くなった芸能人のニュースが報道されました。 EXILE一族のダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」のパフォーマー、中尾翔太(なかお・しょうた)さん(22)が、7月6日午前7時23分、 […]
2018年3月22日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がんの予防 ヘリコバクターピロリ除菌で新たな胃癌の発症率を50%低下:早期胃がん患者における検討 検診や内視鏡検査の普及にともない、胃癌が早期に発見される患者さんが増えています。 粘膜や粘膜下層にとどまる段階で発見された場合、内視鏡で切除することが可能です。 胃がんの原因として知られているヘリコバクターピロリ菌(He […]
2017年11月9日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 放射線治療 胃・食道がんの脳転移に対する治療:腫瘍摘出術+定位放射線(ガンマナイフ)による長期生存例 食道がんや胃がんが脳に転移することは比較的まれで、すべての脳腫瘍の2~3%といわれています。 一般的に、消化器がんからの転移性脳腫瘍は非常に予後不良であり、これまで確立された治療法がありませんでした。 今回、日本から食道 […]
2017年9月2日 / 最終更新日時 : 2019年7月8日 佐藤 典宏 手術 ステージ4でもあきらめない!切除不能胃がんに対するmDCS療法とコンバージョン手術 胃がんの罹患率は減少しているにもかかわらず、切除不能の進行胃がんによる死亡者数はいまだに多く、世界的にも大きな問題となっています。 しかし最近では、新たな全身化学療法の導入によって、切除不能の胃がんが縮小して切除手術(コ […]
2017年9月1日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん遺伝子検査 消化器がん(胃・大腸・胆道・膵臓がん)を早期に発見する遺伝子マイクロアレイ血液検査とは? がん分子生物学研究の飛躍的な進歩により、様々ながんの遺伝子異常をつかった診断法や治療法が開発・導入されつつあります。 とくに、がんに特異的なマーカーは、がんの早期診断に役立つことより、臨床応用へ向けた研究開発が急ピッチで […]
2017年8月7日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 免疫治療 オプジーボ(ニボルマブ)が抗がん剤に抵抗性の食道癌に有効:日本からの第2相試験 近年、日本における食道癌の罹患数は増加傾向にあり、2012年には2万人を超えました。芸能人のなかにも、食道癌で治療を受けたり、亡くなった方が多数いらっしゃいます(例えば、桑田佳祐さん、やしきたかじんさん、立川談志さん、淡 […]
2017年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年2月19日 佐藤 典宏 サプリメント フィッシュオイル(EPA/DHA)と抗がん剤の併用にて消化器がん患者の予後改善:日本からの最新報告 近年、大腸がんや膵臓がんをはじめとして消化器がん患者が急増しています。早期がんに対しては、手術を中心とした治療によって根治も可能であり、治療成績(生存率)も比較的良好です。一方で、進行がん患者の予後は依然として厳しい状況 […]
2017年6月6日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 がん患者さんを襲う緊急事態オンコロジカル・エマージェンシーとは? オンコロジカル・エマージェンシーとは、がん(悪性腫瘍)そのものが原因でおこったり、がんの治療の結果、命をおびやかす急性の病態のことをいいます。 なかには死亡につながる重篤なものが含まれるため、これらの初期症状に気付き、で […]
2017年4月13日 / 最終更新日時 : 2020年1月5日 佐藤 典宏 手術 胃がん患者におけるサルコペニアと術後合併症:術前筋トレのすすめ! 最近、「サルコペニア」という言葉を耳にする機会が増えました。サルコペニアとは、簡単に言うと病的な筋肉量や筋力の低下のことで、がん(特に消化器がん)の患者さんにみられることがあります。 このサルコペニアが重要なのは、術後の […]
2017年3月15日 / 最終更新日時 : 2018年11月20日 佐藤 典宏 がん情報 消化器がんに対する腹腔鏡(ふくくうきょう)手術のメリット、デメリットとは? がんに対する治療の基本は、手術、抗がん剤(化学療法)、放射線治療のいわゆる三大療法ですが、なかでも手術による切除が最も根治性(完全に治癒する可能性)の高い治療法です。 しかし、従来の大きな切開(傷)による開腹手術は、体に […]
2017年3月8日 / 最終更新日時 : 2020年2月12日 佐藤 典宏 大腸がん 術前の予後栄養指数(PNI)が消化器がんの術後合併症と生存期間を決める! みなさんは、がんの手術がうまくいくかどうか(つまり術後合併症や生存期間)を決める上で重要なことは何だと思いますか? がんの手術の成績を決める因子としては、一般的には手術をする側の因子(例えば術者の腕や経験値)がクローズア […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)が進行胃がんの生存期間を延長 胃がんは、日本における最も多いがんの一つです。 胃がんの死亡率は年々減少傾向ではありますが、肺がん、大腸がんに続き、がん死亡の第3位(2014年)です。 早期の胃がんの場合には手術で根治(完全に治ること)が望めますが、進 […]