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水素水（hydrogen water）とは、水素豊富水（hydrogen-rich water）ともいい、水（H2O）の中に水素分子（H2）が豊富に含まれている水のことです。
水素には強力な抗酸化作用があり、がんの原因となる活性酸素を除去するといわれています。
水素水には、がんの予防や治療にも効果があることが予想されます。
今回、医学的な見地からみた、水素水のがんに対する効果を調べてみました。
水素水の効果
老化の最大の原因は体内で発生する活性酸素（Reactive Oxygen Species: ROS）ですが、水素（または水素水）の最大の効果は、この活性酸素をとり除いてくれるという効果です。
簡単にいうと、水素は、体内の活性酸素と結びついて還元し、水（H2O）になります。
また、水素はヒドロキシラジカルなどの悪玉活性酸素だけと反応し、善玉活性酸素とは反応しないことより、理想的な抗酸化物質と考えられています（ちなみに、ビタミンCなど他の抗酸化物質は、悪玉だけでなく善玉活性酸素も除去してしまうといわれています）。
この水素水の強力な抗酸化効果は、水素研究の第一人者である太田 成男先生（日本医科大学教授）が、2007年に国際的な学術誌「Nature Medicine（ネイチャーメディシン）」に報告したのがきっかけでした。その後、水素の健康や病気に関する研究が爆発的に増加しました。
くわしくは、太田 成男先生のこちらの著書をどうぞ↓
ここまでわかった 水素水最新Q&A: 続・水素水とサビない身体
また、東京都健康長寿医療センター研究所の大澤 郁朗氏の論文「水素分子の生理作用と水素水による疾患防御（日老医誌 2012；49：680ｰ688）」によると、
水素水の飲用によって 体内に取り込まれた H2は、速やかに呼気ガスとして体外に排出される。
これを動物モデルに投与したところ、動脈硬化症におけるアテロームの増加、糖尿病における脂肪代謝、ストレスによる認知機能低下、薬物によるドパミン神経細胞の変性、シスプラチンの腎毒性、慢性移植腎症、心臓や肺の放射線障害などがそれぞれ改善された。
水素水の臨床研究では糖尿病患者のLDLと酸化ストレスが抑制され、肝がん患者の放射線治療におけるQOLの改善が報告されている。
と、水素水は老化を防ぐだけでなく、さまざまな病気（疾患）に対して治癒・改善・予防効果をもっていることが明らかになりつつあります。
さらに最近、大変注目されているのが、水素水のがんを抑制する作用（抗がん作用）についてです。
そもそもがんも老化の一種と言われていますので、水素水によって活性酸素を除去することでがんを予防したり、進行を防ぐことができるという仮説は成り立ちます。
「水素水はがんに効くのか？」については現在も議論の的ですが、いくつかの実験データがあるので紹介します。
水素水による発がんの抑制
まずは2012年に日本の研究者らが一流の英文雑誌Hepatology（肝臓病学）に報告した、水素水による肝臓発がん抑制の実験です。
この実験では、非アルコール性脂肪肝炎（NASH：アルコールを飲まない人にみられる脂肪肝から発症する肝炎のことで、がんの原因となる）のマウスに対し、水素水を8週間飲ませてから肝臓がんの発生を調べました。
その結果、コントロール群と比較し、水素水を飲ませたマウスでは、肝臓がんの数が有意に少なく、また大きさも小さかったとのことです。
したがって、水素水は肝炎から肝がんへの進行を阻止する可能性があることが示されました。
水素水によるがん治療効果
次に、大腸がんに対する水素水の効果についての研究です。
こちらも2015年に日本から報告された論文で、大腸がん細胞を腹腔内に移植したマウスに対し、水素水のみ、または抗がん剤（5-フルオロウラシル）との併用で治療し、その治療効果を調べたものです。
その結果、水素水の投与により、大腸がんの移植マウスの生存期間が延長したとのことです。
特に、抗がん剤と水素水との併用で治療効果がより高かったとのことです。
また、そのメカニズムとして、水素水の併用は、抗がん剤による大腸がん細胞のアポトーシス（プログラムされた自殺死）を増やすことが確認されたとのことです。
以上より、まだ動物実験の段階ではありますが、水素水が、がんの発生や進行を食い止める可能性を示すデータです。
抗がん剤による副作用を軽減する効果：大腸がん患者における臨床試験
最近、実際のがん患者における水素水の臨床試験が報告されました。
抗がん剤治療（mFOLFOX6）をうける144人の大腸がん患者さんを対象としたランダム化比較試験です。
これらの患者さんを、水素水を飲む患者群（80人）とプラセボ群（64人）にランダムに割り付けました。
水素水を飲む患者群では、１日1000ml（250mlを４回）の水素水（0.27–0.4 ppm）を、抗がん剤治療が始まる前日から４日間飲んでもらいました。
プラセボ群では、同量の蒸留水を飲んでもらいました。
両群間で、血清ALT、AST、アルカリフォスファターゼ、ビリルビン値などを測定し、抗がん剤による肝機能障害を評価しました。
その結果、プラセボ群では、血清ALT、AST、間接ビリルビン値が上昇しており、肝機能障害が認められましたが、一方で水素水群ではこのような肝機能障害はみられませんでした。
つまり、水素水には、抗がん剤による肝臓へのダメージを抑える作用があることが示されました。
抗がん剤の副作用を軽減することはQOLの低下を防ぐだけでなく、治療の継続につながり、最終的には生存率の改善をもたらす可能性があります。
水素水の副作用
水素水は厚生労働省が認可している食品添加物ですので、医薬品とちがって副作用の心配はありません。また、これまでに健康被害の報告もありません。
ただし、過剰に摂取した場合などの安全性は確認されていません。
日本機能性医学研究所所長の斎藤糧三先生によると、「水素を毎日摂取すると、はじめは汗をかきやくすくなりますが、継続すると水素が体内にある状態になり、体感はなくなっていく」とのことです。
上述したがん患者さんを対象とした水素水の臨床試験においても、水素水の摂取に関連した副作用（有害事象）は報告されていません。
理論的にも、水素は悪玉活性酸素と反応して水（H2O）になるだけですので、有害な作用がおこることは考えられません。
いずれにしても、水素水には心配な副作用は報告されておらず、安全な飲み物であると考えられます。
おすすめの水素水
水素水を選ぶさい、何を基準に選べばいいのでしょうか？
広告には溶けている水素の濃度が書いてありますが、高い方がいいのでしょうか？
一般的に、水素濃度を示す単位には「ppm(ピーピーエム)」が使われており、“水素水”と名の付くほぼすべての商品には、このppmで水素含有率が記載されています。
ちなみに水素水の基準に関しては、水素水製品自主認定制度というのがあるそうです。
例えば、専用ボトルやアルミパウチなどの容器入りの場合、開封直後に0.3ppm以上あれば水素水として認定されるとのことです。
しかしながら、実際には水素は時間とともに空気中に抜けていくことや、飲むときにも呼気から排出されることを考えると、なるべく高い濃度のもの（最低でも1.0ppm、できれば1.5ppm以上）をおすすめします。
業界最高峰の高濃度水素水【セブンウォーター】
水素水には色々ありますので、どれがよいのか悩むところです。
実際、わたしもネット上で販売されている水素水を調べたり、いくつか試してみました。
結論から言うと、水素水を選ぶときの基準は、水素濃度（1.5ppm以上であること）と値段（毎日続けられること）です！
この２つの基準を満たしているのは、こちらの水素水です↓
こちらの【セブンウォーター】ですが、耐圧ペットボトルでその場で水素を発生させるため、なんと水素濃度7.0ppmです！
しかも、500mlあたり187円と、（他の商品と比較して）値段もリーズナブルです。コンビニなんかで売っている普通のドリンク類とあまり変わりません。これなら毎日でも続けられますね（とても大切）。
ということで、私もいくつかの水素水を試してみたのですが、こちらに落ち着きました。
定期便（初回5600円）を頼むと、こんな状態で届きます！
耐圧ペットボトルが２本（キャップが５個）と水素発生剤のセットです。
水素発生剤は30包入っています。
アルミピローから発生剤を取り出します。
専用の耐圧ペットボトルを水で満たし、これに水素発生剤を入れます。
キャップをして、あとは待つだけ。
24時間たつと、ペットボトルの上部に発生した水素がたまっているのが確認できます。
ペットボトルを30秒間振ってからキャップを開けます。
プシュっという音とともに、水素が発泡する感じです。
ちなみに、水素濃度を測定するキットがついています。
できあがった水素水に試薬を１滴加えると、一瞬青くなるのですが、水素があるのですぐに透明に変わります！
一滴たらして消えれば0.1ppmだそうです。
10滴くらいまで試してみましたが、すぐに透明になります。あとは面倒くさくなりました（笑）。
70滴まで消えるそうです（根気のあるかたはぜひ試してみてください）。
ちなみに、私の場合、朝のトレーニング後や晩酌のおとも（チェイサー）として飲んでいますが、体調がよくなった気がします（あくまでも個人的感想です）。
ペットボトルで水素水を２本作っておけば、自分のあった時間にいつでも飲めるのがいいですね。また持ち運びが簡単で、どこでも飲めます（たとえば外出先やスポーツジムなど）。
水素水の強力な抗酸化作用で、さびない体づくりをおすすめします！
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