2016年11月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 HER2(ハーツー)陰性進行乳がんに新たな治療薬Ribociclib(リボシクリブ)の有効性証明 進行乳がんの治療成績はいまだ満足のいくものではなく、転移・再発乳がんは切除可能な局所再発を除いて治癒は極めて困難であり、化学療法後の10年生存率はわずか5%です。 乳がん患者さんのうち、治療標的となるHER2(ハーツー) […]
2016年11月23日 / 最終更新日時 : 2019年7月17日 佐藤 典宏 がん情報 局所進行膵臓がんに対する重粒子線(放射線)+抗がん剤(ゲムシタビン)治療の効果は? 膵臓がんは症状がでにくいことより、多くの患者さんでは進行した状態で発見されます。 切除が困難な局所進行膵臓がんの場合、一般的には抗がん剤や放射線(X線)治療が行われていますが、治療に抵抗性を示す(治療が効かなくなる)こと […]
2016年11月20日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに新しい治療法:ベリパリブ+カルボプラチン 乳がんは、遺伝的および臨床的に不均一であることより、個々の症例に最も適した治療法をみつけることは困難になっています。 特に、エストロゲン、プロゲステロン、HER2(ハーツー)受容体がいずれも陰性であるトリプルネガティブ乳 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)が進行胃がんの生存期間を延長 胃がんは、日本における最も多いがんの一つです。 胃がんの死亡率は年々減少傾向ではありますが、肺がん、大腸がんに続き、がん死亡の第3位(2014年)です。 早期の胃がんの場合には手術で根治(完全に治ること)が望めますが、進 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2019年7月13日 佐藤 典宏 がん情報 「トリプルネガティブ乳癌」若い女性に多い予後不良な乳がんの特徴とは? 乳癌は増えています。 小林麻央さんや北斗晶さん、また南果歩さんなど多くの芸能人が乳癌と診断されています。 また最近、乳がんのなかでも比較的予後(治療成績)が悪いとされる「トリプルネガティブ乳癌」という聞き慣れない病名がた […]
2016年11月16日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がんの手術を受ける患者さんへ!手術前に必ずしてもらいたい5つのこと がんに対する治療法は日々進歩しています。新しい抗がん剤や放射線治療、さらには免疫治療も開発され、臨床応用されるようになりました。 また、外科の分野では、より安全な手術術式や、患者さんへの負担を軽くする低侵襲手術が次々と開 […]
2016年11月14日 / 最終更新日時 : 2024年10月9日 佐藤 典宏 がん情報 ビタミンDの低下は乳癌の死亡率を高める:乳がんサバイバーにおける調査結果 ビタミンDは脂溶性ビタミンで、カルシウムの吸収と骨の正常な成長を促す以外にも細胞成長、神経筋機能、免疫機能の調節、炎症の抑制効果など様々な役目を果たしています。 ビタミンDの不足と乳がんとの関係は以前から指摘されていまし […]
2016年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年7月9日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんにオプジーボが効くようになる?免疫療法の効果を高める新たな治療戦略 がんに対しては、手術、抗がん剤、放射線のいわゆる3大療法が治療の中心です。しかし、膵臓がんなどの予後が悪いがんに対しては治療の限界があります。 この限界を打ち破るために、第4の治療といわれる免疫療法の研究開発が急速にすす […]
2016年11月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 高齢の膵臓がん患者は手術と抗がん剤のどちらを選ぶべきか?研究報告 膵臓がんの患者は年々増えており、日本における死亡者数は2013年には年間3万人を突破しました。 また膵臓がんは高齢者に多く、診断時の平均年齢は70歳以上と報告されています。したがって、日本における加速度的な高齢化にともな […]
2016年11月11日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 経口分子標的薬パルボシクリブ、進行乳がん治療薬として国内承認申請 日本における乳がんの年間罹患数は約7.4万人で、女性の部位別罹患数として第一位です。また2014年には乳がんの年間死亡者数は1.3万人を超えました。 がんが診断された時にすでに転移がある場合、5年生存率は26.3%と予後 […]
2016年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ、キートルーダ)が効きやすいがんとは? がん治療の新しい流れとして、免疫チェックポイント阻害剤の開発、臨床研究、および実用化が加速しています。 現時点では、ヤーボイ(抗CTLA-4抗体)とキイトルーダ(抗PD-1抗体)がメラノーマ(皮膚がん)に、オプジーボ(抗 […]
2016年11月6日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんを生き抜くために!現時点でベストの治療法は? 膵臓がんは進行した状態で診断されることが多く、治療成績はがんの中でも最悪といわれています。 がんの治療では、まずは5年生存を目指すわけですが、日本における最新の統計データでも、5年生存率は10%以下でした。 しかし、色々 […]
2016年11月4日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんの予後(生存期間)を決めるのはやっぱり腫瘍の大きさだった!早期発見の重要性 膵臓がんは、多くの場合、進行した状態で発見されることが多いがんです。このため、治療が非常にむずかしく、すべてのがんの中でも最も予後(治療成績)が悪いがんです。 膵臓がんの予後を決める因子は、ステージ(がんの進行度)、転移 […]
2016年10月30日 / 最終更新日時 : 2020年8月3日 佐藤 典宏 がん情報 がんの進行ってそんなに早いの?ステージ4乳がんを告白した小林麻央さんの場合 先頃ステージ4(肺や骨などに転移あり)の乳がんを告白した小林麻央さんですが、ショッキングなことに、「最初に診察した医師ががんを見落としたため、ステージ4に追い込んだ」という報道がなされました。 つまり、もっと早く診断し、 […]
2016年10月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 肺がんの治療が変わる?免疫チェックポイント阻害剤による癌免疫療法の驚くべき効果 肺癌(肺がん)は日本におけるがん死亡率トップのがんであり、現時点での抗がん剤治療には限界があります。分子標的治療薬の登場によって肺がん治療の選択肢は増えましたが、今なお多くの患者さんが、新しい画期的な治療法の開発を待って […]
2016年10月27日 / 最終更新日時 : 2019年6月22日 佐藤 典宏 がん情報 がんの治療で後悔しないために!ぜったいに主治医に確認すべき10項目 がんの治療は進歩していると同時に、多様化しています。つまり、多くの場合がんの治療にはいくつかの選択肢があるのです。 がんを克服するためには、いかにしてベストの治療法を選ぶかが最大のポイントになります。 しかし、実際にはが […]
2016年10月26日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ステージ4は手遅れなのか?生存率だけでは分らないがんサバイバーになれる可能性 有名人が「ステージ4のがん」であることを告白することがあります。最近では、小林麻央さんが自身のブログの中で、ステージ4の乳がん(肺や骨などに転移あり)であることを告白しました。 よく「ステージ4=末期がん」と考えている方 […]