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駆虫剤メベンダゾール・フェンベンダゾールはがんに効くのか?
2021/7/27
2019年4月、「全身に転移した末期の小細胞性肺がんが、犬用の虫下し薬フェンベンダゾールによって完治した」人の衝撃の記事が英紙「サン」に載りました。 ...
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NTRK融合遺伝子陽性の膵臓がんに対するエヌトレクチニブ(ロズリートレク)
2019/11/29
「がんゲノム医療(がん個別化治療)」が導入され、がん治療がこれまでの「臓器別」から遺伝子異常のタイプによる「臓器横断的」へと変わりつつあります。 例え ...
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症状で発見(診断)されたがんのステージは?がんのサインに気づく重要性
2019/11/21
がんは早期に発見されれば、治る可能性が高い病気です。 したがって、がんの死亡率を下げる目的で「がんの症状・サインを知ってください」といったキャンペーン ...
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「その症状、がんのサインかもしれません」(PHP研究所)出版のお知らせ
2019/11/18
2019年11月21日、PHP研究所より「その症状、がんのサインかもしれません」が出版されます。 本書では、「がんを早期発見するために、知っておくべき ...
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集学的治療で転移性すい臓がんの生存期間が延長:抗がん剤+ケトン食+温熱療法+高気圧酸素治療
2019/11/17
新たな抗がん剤治療の導入にもかかわらず、転移を認めるステージ4膵臓がん患者の生存期間(中央値)は依然として1年未満であり、満足のいくものではありません ...
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抗がん剤治療(化学療法)を長くつづけるコツ:副作用対策と日常生活でできること
2019/11/12
分子標的薬など、より効果の高い抗がん剤の登場によって、がん化学療法の選択肢は確実に増えています。 今や、一次治療(初回の抗がん剤治療)だけでなく、その ...
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抗がん剤治療中の運動によって腫瘍内の血管が増加:治療効果が高まる可能性
2019/10/30
「運動をするがん患者のほうが長生きをする」ということは、多くの研究から明らかとなっています。 最近では抗がん剤治療中の運動が治療効果を高めるといった動 ...
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黒にんにく(発酵ニンニク)はがん患者にいいのか?免疫システム(NK細胞)への影響
2019/10/19
最近、患者さんからいただいた手作りの黒にんにく(熟成にんにく)にハマっています。 甘くて美味しいし、食べだしてから何となく疲れが減ったような気がします ...
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災害時のがん患者の注意点と治療を継続する重要性について
2019/10/19
今回の台風19号のような大規模災害(天災)がおこった場合、がん患者さんがおかれる状況はときに重大な問題となります。 避難所での生活を余儀なくされること ...
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「膵臓がん患者と家族の集い(10月13日)」での講演内容を一部紹介
2019/9/29
この度、「第20回 膵臓がん患者と家族の集い(日時)2019年10月13日(日)」で講演させていただくこととなりました。 会の運営者である木下義高(キ ...
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切除不能の膵臓がんに対するコンバージョン手術が予後を改善
2019/9/28
膵臓がんの7~8割は、診断された時点で局所進行(まわりの主要な血管へ浸潤)または遠くの臓器やリンパ節への転移のため、切除ができない状態(切除不能膵がん ...
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「ガンとわかったら読む本」が重版(3刷)累計10,000部となりました
2019/9/10
おかげさまで、私のはじめての著書「ガンとわかったら読む本 (専門医が教えるガン克服の21カ条)」が3刷で累計一万部となりました。 本当にありがとうござ ...
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がん患者さん・家族のコミュニティ(SNS)を利用するメリット
2020/11/20
がんの治療を続けるうえで、医師など医療者側からの情報だけでなく、実際に治療を受けた人からの情報が役立つことがあります。 また、同じ境遇を乗り越えてがん ...
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がん診断後には何を食べるべきか?食事の質と死亡率との関係
2019/11/8
がんの原因として、食事や運動などの生活習慣が関係していることはご存じだと思います。 一方で、がん診断後の生活習慣(運動や食生活など)についてはあまり重 ...
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配偶者(パートナー)の存在はがん生存率に影響:家族によるサポートの重要性
2020/11/20
とつぜんですが、皆さんには配偶者(あるいはパートナー)はいらっしゃいますか? 変な話に聞こえるかもしれませんが、配偶者(パートナー)の存在はがん生存率 ...
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膵癌(すい臓がん)に期待される最新の治療法5つをまとめて紹介
2019/6/29
膵癌(すい臓がん)は年々増加傾向にあり、日本におけるがん死亡者数の第4位を占めるまでになっています。 膵臓がんの特徴は、なんと言っても「治療がむずかし ...
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日刊ゲンダイヘルスケア紹介記事その3「大腸がん診断後の生活」
2019/6/21
日刊ゲンダイヘルスケアで、記事第3弾がリリースされました(2019年6月21日)。 タイトルは、「急増中 「大腸がん」宣告後も長生きするための5つのヒ ...
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ケトン食による生存期間の延長:マウスのがん腹膜播種モデル
2019/6/17
がんの食事療法については、効果が確認され、確立されたものはありません。 糖質を減らす食事療法(低糖質ダイエットあるいはケトン体ダイエット)についても、 ...
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日刊ゲンダイヘルスケアで「このがん治療で・・」の内容が紹介されました(2)
2019/6/16
日刊ゲンダイヘルスケアで『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本』の内容が一部紹介されました(2019年6月14日)。 タイトルは、「が ...
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日刊ゲンダイヘルスケアで「このがん治療で・・」の内容が紹介されました(1)
2019/6/16
日刊ゲンダイヘルスケアで『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本』の内容が一部紹介されました(2019年6月7日)。 タイトルは、「がん ...
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オラパリブはBRCA遺伝子変異がある膵臓がんの生存期間を延長
2019/6/15
オラパリブは、DNAの修復酵素であるPARP(ポリADP-リボースポリメラーゼ)を阻害する分子標的薬の1つです。 このPARP阻害剤は、乳がん(または ...
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一度がんと診断された人はその後も新たながん(重複がん)に注意
2019/7/26
最近のがん治療の進歩にともなって、がんを克服する「がんサバイバー」が急増しています。つまり、がんでも長生きできる時代となりました。 これに伴い、たとえ ...
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膵がん患者さんが日常生活で配慮したいこと:食事・運動・メンタル
2019/6/15
先日(2019年3月30日)、パンキャンジャパン福岡支部主催の「膵がん勉強会・患者サロン in 産業医科大学病院」において、「膵がん患者さんが日常生活 ...
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『このがん治療でいいのか?と悩んでいる人のための本』が出版されました!
2019/6/16
2019年3月29日、私の3冊目の著書、『このがん治療でいいのか?と悩んでいる人のための本』が出版されました。 サブタイトルは「読むセカンドオピニオン ...
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「がんは気持ちで治る?」病気を楽天的に考えることで生存期間が延長
2019/6/15
むかしから「病は気から」と言いますが、がんについてもあてはまりそうです。 がん患者さん(がんサバイバー)の中には、病気の見通しについて「 ...
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筋肉量の低下(サルコペニア)があると免疫チェックポイント阻害剤の反応が弱まる?
2019/6/16
オプジーボやキイトルーダといった免疫チェックポイント阻害剤の適応が拡大し、肺がんをはじめ、さまざまながんの治療薬として普及しつつあります。 同時に、免 ...
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「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本:3/29発売予定
2019/3/13
新著『「このがん治療でいいのか?」と悩んでいる人のための本: 読むセカンドオピニオン』が3月29日に発売となります。 この本は、がんの治療で悩んでいる ...
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不可逆的電気穿孔法(ナノナイフ)が膵癌に対する免疫チェックポイント阻害剤の効果を高める
2019/6/16
第4の標準治療として話題の免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ、キイトルーダなど)ですが、(メラノーマといった他のがんに比べ)膵臓がんに対してはあま ...
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野菜中心の低炭水化物(低糖質)食で大腸がんの生存率が改善:新たな食事療法のエビデンス
2019/6/15
がんの食事療法については多くの議論があり、一定の見解が得られていません。 少なくとも、ランダム化比較試験などで証明されたエビデンスのある「がんに効く食 ...
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「がんが治る人 治らない人」出版のお知らせ
2019/6/16
2019年1月29日、私の2冊目の著書「手術件数1000超 専門医が教える がんが治る人 治らない人」が出版されました。 昨今のがん情報 ...
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膵臓がんリンパ節転移の自然寛解(自然退縮)の1例:炎症と免疫の関係
2019/6/16
がんが、治療を受けずに自然に小さくなったり、消失する、いわゆる「自然退縮あるいは自然寛解(spontaneous regression)」の症例は、世 ...
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がんを克服するメンタルの強さ:いつも「最良のシナリオ」を思い描く
2019/6/16
古くから「病は気から」といいますが、わたしは「がん」においても同様のことが当てはまると感じています。 つまり、メンタルの持ち方によってがんの治療経過も ...
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膵臓がん手術後のFOLFIRINOX(フォルフィリノックス)療法で生存期間が50ヶ月超え
2019/6/16
膵臓がん(膵癌)は、切除手術だけでは再発するリスクが非常に高いため、これを予防するために術後の補助化学療法(追加の抗がん剤治療)を行うことが一般的です ...
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トリプルネガティブ乳がんのリスクを高める生まれながらの遺伝子変異を発見
2018/12/7
トリプルネガティブ乳がんは、乳がん全体のおよそ10~15%にみられ、比較的若い女性に多いことが特徴です。 エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、お ...
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膵消化酵素補充療法(PERT)の重要性:すい臓がん患者の生存期間を延長
2019/7/10
すい臓がん患者では、病状が進行するにしたがい、栄養状態の悪化および体重減少に悩まされることになります。 例えば、60~80%の進行膵臓がん患者は、カヘ ...