2021年2月23日 / 最終更新日時 : 2021年2月24日 佐藤 典宏 がん情報 腸内細菌でがんが治る?糞便移植(FMT)の驚くべき効果 腸内細菌は、体を守り、人間のパートナーとして健康に保つ手伝いをしています。 一方で、腸内細菌は、ひとたびそのバランスが乱れると、多くの病気を引き起こします。 腸内細菌の乱れ(ディスバイオーシス:dysbiosis)がもた […]
2019年3月25日 / 最終更新日時 : 2019年6月16日 佐藤 典宏 免疫治療 筋肉量の低下(サルコペニア)があると免疫チェックポイント阻害剤の反応が弱まる? オプジーボやキイトルーダといった免疫チェックポイント阻害剤の適応が拡大し、肺がんをはじめ、さまざまながんの治療薬として普及しつつあります。 同時に、免疫チェックポイント阻害剤の効果が期待できるがんのタイプや患者さんの要因 […]
2018年10月2日 / 最終更新日時 : 2019年6月26日 佐藤 典宏 免疫治療 免疫チェックポイント阻害薬はがん患者全員に効く夢の薬か?医師が解説 Q:免疫チェックポイント阻害薬は、がん患者全員に効果があるのか? A:免疫チェックポイント阻害薬は、10~30%のがん患者に効果が期待される。 2018年10月1日、京都大高等研究院の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授は […]
2018年8月29日 / 最終更新日時 : 2018年9月15日 佐藤 典宏 がんの本 がんの治療をうける人にお勧めの本(その2):免疫・代替補完・緩和医療編 前回に引き続き、(治療別)がん患者さんにお勧めの本を紹介します。 今回は、免疫療法、代替補完療法(統合医療)、そして緩和医療についてです。 がん患者さんにおすすめの本 1.免疫療法をうける患者さんへ これで分かる!「がん […]
2018年7月27日 / 最終更新日時 : 2018年7月27日 佐藤 典宏 免疫治療 胃がん肝転移をあきらめない!ニボルマブ(オプジーボ)による癌の消失(完全奏効) 手術および化学療法(とくに分子標的薬)の進歩によって、進行胃がんの治療成績(予後)は向上しつつあります。 しかしながら、転移や再発を認める手術ができない(切除不能)胃がんの生存率は、いまだ厳しい状況です。 免疫にかかった […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 免疫治療 術前のニボルマブ、肺がんの45%に治療効果あり:新たな術前免疫療法に期待 免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボあるいはキイトルーダ)によって、進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の生存率が改善することがわかり、大きな期待が寄せられています。 一方で、比較的早期の切除可能な肺がんの治療は、ここ […]
2017年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん情報 抗PD-L1抗体デュルバルマブ(durvalumab)が非小細胞肺癌の生存期間を有意に延長 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(小細胞癌という特殊なタイプ(組織型)以外の約80%の肺がん)は予後不良ながんですが、ここにきてその治療法は大きく変化しつつあります。 抗PD-1抗体薬であるオプジーボ(ニボルマブ)、キ […]
2017年9月26日 / 最終更新日時 : 2018年5月15日 佐藤 典宏 がん情報 アスピリンによる大腸がんの生存率改善には免疫チェックポイント(PD-L1)が関与 解熱鎮痛剤として有名なアスピリンですが、最近ではがんを予防するだけではなく、がんによる死亡リスクを低下させる効果もあることが話題となっています。 例えば、大腸がんの診断後にアスピリンを常用した患者は、大腸がんによって死亡 […]
2017年8月7日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 免疫治療 オプジーボ(ニボルマブ)が抗がん剤に抵抗性の食道癌に有効:日本からの第2相試験 近年、日本における食道癌の罹患数は増加傾向にあり、2012年には2万人を超えました。芸能人のなかにも、食道癌で治療を受けたり、亡くなった方が多数いらっしゃいます(例えば、桑田佳祐さん、やしきたかじんさん、立川談志さん、淡 […]
2017年7月6日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん研究 遺伝子異常(ミスマッチ修復機構欠損)により抗PD-1抗体(ペンブロリズマブ)が効く癌を予測 手術、抗がん剤、放射線に次いで第4の標準治療として注目されている免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボやキイトルーダなど)ですが、一部の患者にしか効果がみられないこと、予期せぬ副作用、および医療費の高騰などの問題も抱えて […]
2017年5月23日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)がトリプルネガティブ乳がん患者の生存期間を延長 トリプルネガティブ乳がんに対しては、ホルモン療法やハーセプチンなどのHER2標的の分子標的薬の効果が期待できないため、通常の抗がん剤治療が中心となります。しかし、抗がん剤が効きにくいタイプもあり、新たな治療 […]
2017年4月26日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 免疫治療 進行肝細胞がんにオプジーボが有効:第1/2相試験(CheckMate040)の結果報告 肝細胞がんは肝臓にできる腫瘍の最も一般的なタイプです。日本における肝細胞がんの最大の原因はC型肝炎ウイルスであり、およそ70%を占めています。アルコール性の肝炎・肝硬変が肝細胞がんの原因となることもあります。 また最近、 […]
2017年2月24日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ペムブロリズマブ(キイトルーダ)が膀胱がんなど(尿路上皮がん)にも有効 新たな免疫チェックポイント阻害剤である抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の勢いが止まりません。 2016年9月に悪性黒色腫に対する適応で承認され、同年12月には非小細胞肺がんに対する適応で承認されました。 さ […]
2017年1月24日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 再発性の頭頸部(とうけいぶ)がんに対するニボルマブの効果:第III相臨床試験 免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ(抗PD-1抗体)の快進撃が止まりません。今回は、難治性といわれる再発性頭頸部(とうけいぶ)がんに対するニボルマブの治療効果についてです。 通常のプラチナ製剤による抗がん剤治療後 […]
2017年1月21日 / 最終更新日時 : 2017年1月21日 佐藤 典宏 免疫治療 膵臓がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の効果を高める新たな戦略:IL-6阻害 がんに対する第4の治療といわれる免疫療法の開発および臨床応用が加速度的にすすんでいます。 なかでも免疫チェックポイント阻害剤は、免疫細胞のブレーキを外すことでがんに対する攻撃力を復活させる画期的ながん免疫治療薬として、期 […]
2016年12月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害剤キイトルーダの効果 トリプルネガティブ乳がんは、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンの受容体と、HER2(ハーツー)という細胞の表面にあるがんを促進するタンパク質の受容体がすべて陰性の(発現していない)乳がんのことをいいます。 乳 […]
2016年12月7日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ゲムシタビンによる膵臓がん術後の再発防止にはナチュラルキラー(NK)細胞が関与:研究報告 膵臓がんの治療では、たとえ完全に腫瘍を取りのぞく手術(治癒切除)ができたとしても、局所(もともとのがんがあった部位)に再発したり、遠くの臓器に転移(遠隔転移)することが多いのが問題となっています。 このため、大半の膵臓が […]
2016年11月29日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がん免疫療法オプジーボ(ニボルマブ)の安全性と有効性まとめ:27の臨床試験の総合評価 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ、抗PD-1抗体)の快進撃がとまりません。 現在、日本におけるオプジーボの適応疾患は、メラノーマ、非小細胞肺がん、および腎細胞がんに広がり、さらにホジキンリンパ腫および頭頸 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)が進行胃がんの生存期間を延長 胃がんは、日本における最も多いがんの一つです。 胃がんの死亡率は年々減少傾向ではありますが、肺がん、大腸がんに続き、がん死亡の第3位(2014年)です。 早期の胃がんの場合には手術で根治(完全に治ること)が望めますが、進 […]
2016年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年7月9日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんにオプジーボが効くようになる?免疫療法の効果を高める新たな治療戦略 がんに対しては、手術、抗がん剤、放射線のいわゆる3大療法が治療の中心です。しかし、膵臓がんなどの予後が悪いがんに対しては治療の限界があります。 この限界を打ち破るために、第4の治療といわれる免疫療法の研究開発が急速にすす […]
2016年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ、キートルーダ)が効きやすいがんとは? がん治療の新しい流れとして、免疫チェックポイント阻害剤の開発、臨床研究、および実用化が加速しています。 現時点では、ヤーボイ(抗CTLA-4抗体)とキイトルーダ(抗PD-1抗体)がメラノーマ(皮膚がん)に、オプジーボ(抗 […]
2016年10月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 肺がんの治療が変わる?免疫チェックポイント阻害剤による癌免疫療法の驚くべき効果 肺癌(肺がん)は日本におけるがん死亡率トップのがんであり、現時点での抗がん剤治療には限界があります。分子標的治療薬の登場によって肺がん治療の選択肢は増えましたが、今なお多くの患者さんが、新しい画期的な治療法の開発を待って […]