2017年2月22日 / 最終更新日時 : 2020年6月4日 佐藤 典宏 乳がん 【医師が解説】覚えておきたい!乳がんの再発を防ぐための食べ物7種 乳がんは全世界において、女性における最も一般的な悪性腫瘍です。 一部の乳がん患者さんは、手術や抗がん剤による治療後も再発の危険にさらされるため、長期にわたってがん再発を防ぐ治療や生活が必要となります。 これまでの多くの研 […]
2017年2月20日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 スタチン(高コレステロール血症薬)が膵臓がん患者の死亡率を低下:最新の報告より スタチンとは、高脂血症(高コレステロール血症)の治療薬で、現在では様々な種類が使われています。 このスタチンは、本来のコレステロールを低下させる作用とは別に、がんに対する作用について一躍注目を集めました。 これまでに多く […]
2017年2月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月19日 佐藤 典宏 サプリメント EPA(エイコサペンタエン酸)の抗がん作用:ステージ4(肝臓転移)の大腸癌に対する臨床試験 EPA(エイコサペンタエン酸)は、必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の一種で、魚油(フィッシュオイル)に多く含まれています。 EPAには血液をさらさらにする効果や炎症を抑える作用があり、心血管病の予防だけではなく、がんの予防や […]
2017年2月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ヒアルロン酸はがんを進行させる?新しい治療のターゲット ヒアルロン酸はからだのあちこちに存在する成分で、お肌のハリやうるおいを保つために必要な成分であるため、化粧品やサプリメントなどに使われています。 また、膝の痛みをやわらげる治療として、ヒアルロン酸注射が行われています。 […]
2017年2月4日 / 最終更新日時 : 2019年7月17日 佐藤 典宏 大腸がん 座って過ごすより散歩をしましょう!がん患者の生存率とウォーキングなどの活動時間との関係 がん患者さんは、どうしても外へでることが少なくなり、活動性が低下する傾向があります。お家のなかで座ってテレビを見たり、本や雑誌を読んだりする時間が多いのではないでしょうか? もちろん天気が悪かったり、体調がすぐれないため […]
2017年2月2日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) がん骨転移に対するゾレドロン酸(ゾメタ)の投与間隔が変る?:4週毎 vs 12週毎のランダム化比較試験 乳がんなどの骨転移は、痛み(疼痛)、骨折、手足のしびれや麻痺、および高カルシウム血症など、さまざまな厄介な症状や合併症を引き起こします。 これら骨転移に伴う症状や合併症に対しては、ゾレドロン酸(第三代ビスホスホネート製剤 […]
2017年1月24日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 再発性の頭頸部(とうけいぶ)がんに対するニボルマブの効果:第III相臨床試験 免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ(抗PD-1抗体)の快進撃が止まりません。今回は、難治性といわれる再発性頭頸部(とうけいぶ)がんに対するニボルマブの治療効果についてです。 通常のプラチナ製剤による抗がん剤治療後 […]
2017年1月23日 / 最終更新日時 : 2020年6月30日 佐藤 典宏 マインド がん患者・サバイバーのみなさんへ!潜在意識でがんを克服するアファメーションのすすめ みなさんはアファメーションをご存じですか? アファメーションとは、肯定的な自己宣言のことです。 つまり、ポジティブな言葉を自分に語りかけ、行動と人生に好ましい変化を起こすテクニックです。 例えば「仕事で成功したい」、「お […]
2017年1月21日 / 最終更新日時 : 2017年1月21日 佐藤 典宏 免疫治療 膵臓がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の効果を高める新たな戦略:IL-6阻害 がんに対する第4の治療といわれる免疫療法の開発および臨床応用が加速度的にすすんでいます。 なかでも免疫チェックポイント阻害剤は、免疫細胞のブレーキを外すことでがんに対する攻撃力を復活させる画期的ながん免疫治療薬として、期 […]
2017年1月16日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) がんになって良かったことが実感できる「ベネフィット・ファインディング」のすすめ 多くのがん患者さんが、「なぜがんになってしまったのだろう?」と、がんの否定的な面ばかり考えてしまいます。 しかし、この否定的な感情は生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)や免疫力の低下を招き、うつ症状を引き起こしたり、治 […]
2017年1月11日 / 最終更新日時 : 2019年6月27日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がん腹膜転移に対する新たな治療戦略(パクリタキセル+S1):日本からの研究結果 膵臓がんは非常に予後の悪い癌であり、5年生存率は依然として10%以下です。特に、膵臓がんは診断時にすでに転移していることが多く、外科的に切除ができないことが最大の問題となります。 膵臓がんの転移にはいろいろなパターンがあ […]
2016年12月23日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 高血糖(糖尿病)が大腸がん患者の生存率を低下させる理由:新たな研究報告 大腸がんは世界的に増加傾向にあります。 特に日本では近年大腸がん患者が急速に増加しており、最近の全国集計によると罹患数は男女合わせて第1位(2012年)、がん死亡数では第2位(2014年)になりました。 日本では同時に生 […]
2016年12月21日 / 最終更新日時 : 2019年4月25日 佐藤 典宏 がんの予防 膵臓がんは予防できるの?大切な3つのキーワード:禁煙、節酒、マグネシウム(ナッツ) 膵臓がんは治療がむずかしく、いまだに「難治がん(治らないがん)」として悪名高いがんの一つです。 日本における最新のデータでは、膵臓がんの10年生存率(つまり膵臓がんが治った人の割合)は5%以下でした。 もちろん膵臓がんの […]
2016年12月20日 / 最終更新日時 : 2019年6月29日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんに新しい分子標的薬レファメチニブ(Refametinib)の効果期待:第I/II相臨床試験 膵臓がんはきわめて予後が悪い難治がんであり、転移を認める進行膵臓がんの平均の生存期間は未だに6~8ヶ月程度です。一刻も早く効果の高い抗がん剤の開発が必要です。 膵臓がんでは90%以上にKRAS遺伝子の変異がみられ、MAP […]
2016年12月15日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 がん治療を納得して受けるために!セカンドオピニオンのタイミングと注意点 がんの治療でもっとも大切なことは、自分のがんの状態や治療についての情報をしっかり集めること、そして主治医や家族と十分に話し合った上で、最終的に自分で選択した治療を納得して受けることです。 がんの診断や主治医が提案した治療 […]
2016年12月14日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 糖尿病は乳がん患者の予後(生存率)を悪化させるのか?最新のメタアナリシスより 糖尿病は世界的に増加傾向にありますが、日本においても増加の一途をたどっています。 糖尿病は、様々ながん発症のリスクとなることが報告されています。また、一部のがん(乳がんなど)では、糖尿病の既往があると、がんの予後(治療成 […]
2016年12月13日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 サプリメント オメガ3脂肪酸は膵臓がん患者の体重を増加させ、カヘキシア(悪液質)の治療に有効 膵臓がんは初期には症状がほとんどないため、多くの場合、進行した状態で診断されます。 病状が進行するにしたがい、膵臓がんの患者は痛み、嘔吐、嘔気、食欲不振、および体重減少に悩まされることになります。 また、60~80%の進 […]
2016年12月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害剤キイトルーダの効果 トリプルネガティブ乳がんは、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンの受容体と、HER2(ハーツー)という細胞の表面にあるがんを促進するタンパク質の受容体がすべて陰性の(発現していない)乳がんのことをいいます。 乳 […]
2016年12月11日 / 最終更新日時 : 2019年12月27日 佐藤 典宏 マインド あなたの「キャンサーギフト」は何ですか?がんになって良かったこと みなさんは、キャンサーギフト(cancer gift)という言葉をご存じですか? 文字どおり「がんからの贈り物」のことで、がんになったことで、はじめて気づく大切なことです。 がんにかかった人の多くが、「がんになって失った […]
2016年12月10日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 炎症が膵臓がんの生存期間を決める:新たな予後因子CRP/アルブミン比率 昔から炎症とがん(悪性腫瘍)との間には深い関係があることが示されてきました。つまり、慢性の炎症はがんの原因となり、またがんを進行させることがわかっています。 最近、炎症の程度が、がん患者の生存期間を予測するマーカーとなる […]
2016年12月9日 / 最終更新日時 : 2019年8月22日 佐藤 典宏 がんの予防 がんに対する準備してますか?余命半年の進行がん患者となった外科医からの教訓 がんの告知は時と場所を選ばず、そして誰にでも訪れます。そんなことを改めて感じさせる本があります。 「がんの外科医が、一晩でがん患者になってからしたこと」を克明に綴った著書、「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」です。 こ […]
2016年12月7日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ゲムシタビンによる膵臓がん術後の再発防止にはナチュラルキラー(NK)細胞が関与:研究報告 膵臓がんの治療では、たとえ完全に腫瘍を取りのぞく手術(治癒切除)ができたとしても、局所(もともとのがんがあった部位)に再発したり、遠くの臓器に転移(遠隔転移)することが多いのが問題となっています。 このため、大半の膵臓が […]
2016年12月6日 / 最終更新日時 : 2019年12月2日 佐藤 典宏 がん情報 再発卵巣がん治療の革命?新規PARP阻害剤ニラパリブが生存期間を大きく延長 卵巣がんは初期症状が非常に乏しいため、患者の約80%がステージ3以上の進行がんの状態で発見されます。 切除可能な早期の卵巣がんの治療成績は良好ですが、再発・転移した卵巣がんの治療成績は決して満足できるものではありません。 […]
2016年12月4日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 「切除不能膵癌に対して免疫療法は推奨されるか?」膵癌診療ガイドライン2016年版より 膵臓がん患者の5年生存率(治療開始から5年後に生存している人の割合)は依然として10%以下であり、消化器がんの中では最悪の成績です。 特に、はなれた臓器に転移があったり、重要な血管を巻き込んでいる切除不能の膵臓がんに対す […]
2016年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年11月20日 佐藤 典宏 がん情報 ガイドライン解説!「膵癌の発見(早期診断)はどのようにしたらよいか?」膵癌診療ガイドラインより 膵臓がんは年々増えており、日本における死亡者数は2013年には年間3万人を突破しました。 膵臓がん患者の5年生存率(治療開始から5年後に生存している人の割合)は10%以下であり、消化器がんの中では最悪の成績です。 この理 […]
2016年11月30日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 転移性膵臓がんに対するベストの1次+2次化学療法の生存期間は13.5ヶ月! 転移性膵臓がんに対してはさまざまな抗がん剤による治療が試されてきましたが、有効なものがほとんどなく、最も効果が高いとされるゲムシタビンを使っても生存期間(中央値)はわずか5~6ヶ月でした。 しかし、海外からの大規模臨床試 […]
2016年11月29日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がん免疫療法オプジーボ(ニボルマブ)の安全性と有効性まとめ:27の臨床試験の総合評価 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ、抗PD-1抗体)の快進撃がとまりません。 現在、日本におけるオプジーボの適応疾患は、メラノーマ、非小細胞肺がん、および腎細胞がんに広がり、さらにホジキンリンパ腫および頭頸 […]
2016年11月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 HER2(ハーツー)陰性進行乳がんに新たな治療薬Ribociclib(リボシクリブ)の有効性証明 進行乳がんの治療成績はいまだ満足のいくものではなく、転移・再発乳がんは切除可能な局所再発を除いて治癒は極めて困難であり、化学療法後の10年生存率はわずか5%です。 乳がん患者さんのうち、治療標的となるHER2(ハーツー) […]
2016年11月24日 / 最終更新日時 : 2019年11月8日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) ゆっくり眠りたいがん患者さんへ!不眠・睡眠障害を解消する方法5つ 多くのがん患者さんは、不眠や中途覚醒(真夜中に目が覚める)など睡眠障害に悩まされています。 これは、がんに伴う不安、痛みなどの症状、また治療の副作用などいろいろなことが原因となっています。 不眠や不十分な睡眠では体調を崩 […]
2016年11月23日 / 最終更新日時 : 2019年7月17日 佐藤 典宏 がん情報 局所進行膵臓がんに対する重粒子線(放射線)+抗がん剤(ゲムシタビン)治療の効果は? 膵臓がんは症状がでにくいことより、多くの患者さんでは進行した状態で発見されます。 切除が困難な局所進行膵臓がんの場合、一般的には抗がん剤や放射線(X線)治療が行われていますが、治療に抵抗性を示す(治療が効かなくなる)こと […]
2016年11月20日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに新しい治療法:ベリパリブ+カルボプラチン 乳がんは、遺伝的および臨床的に不均一であることより、個々の症例に最も適した治療法をみつけることは困難になっています。 特に、エストロゲン、プロゲステロン、HER2(ハーツー)受容体がいずれも陰性であるトリプルネガティブ乳 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)が進行胃がんの生存期間を延長 胃がんは、日本における最も多いがんの一つです。 胃がんの死亡率は年々減少傾向ではありますが、肺がん、大腸がんに続き、がん死亡の第3位(2014年)です。 早期の胃がんの場合には手術で根治(完全に治ること)が望めますが、進 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2019年7月13日 佐藤 典宏 がん情報 「トリプルネガティブ乳癌」若い女性に多い予後不良な乳がんの特徴とは? 乳癌は増えています。 小林麻央さんや北斗晶さん、また南果歩さんなど多くの芸能人が乳癌と診断されています。 また最近、乳がんのなかでも比較的予後(治療成績)が悪いとされる「トリプルネガティブ乳癌」という聞き慣れない病名がた […]
2016年11月16日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がんの手術を受ける患者さんへ!手術前に必ずしてもらいたい5つのこと がんに対する治療法は日々進歩しています。新しい抗がん剤や放射線治療、さらには免疫治療も開発され、臨床応用されるようになりました。 また、外科の分野では、より安全な手術術式や、患者さんへの負担を軽くする低侵襲手術が次々と開 […]
2016年11月14日 / 最終更新日時 : 2024年10月9日 佐藤 典宏 がん情報 ビタミンDの低下は乳癌の死亡率を高める:乳がんサバイバーにおける調査結果 ビタミンDは脂溶性ビタミンで、カルシウムの吸収と骨の正常な成長を促す以外にも細胞成長、神経筋機能、免疫機能の調節、炎症の抑制効果など様々な役目を果たしています。 ビタミンDの不足と乳がんとの関係は以前から指摘されていまし […]