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「どんなガンでも、自分で治せる!」から学ぶ、がんを自然治癒へ導く方法とは?

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「ガンは治る。再発・転移はもちろん、医師がさじを投げた末期ガンも、やはり治る。今が、たとえどんなに絶望的であろうとも、ガンは、自分で治せる。」

再発性の腎臓がんを克服したがんサバイバーで、NPO法人「ガンの患者学研究所」の代表を務める川竹文夫氏は、「がんは自らの努力によって治すことができる」と主張します。

実際に「ガンの患者学研究所」では、これまでに334人がガンの完全治癒を果たし、このうち53人は(三大療法などの西洋医学に頼らずに)自助退縮(自分の力だけで治すこと)を実現したとのことです。

がんの自然退縮は一般的には非常にまれな現象で、医学界では10万人に1人とも言われているため、この53人という数は驚異的です。どうしてこんなにも多くのがん患者さんが治るのでしょうか?

その理由が、川竹氏編集の著書「どんなガンでも、自分で治る!」の中に隠されています。

どんなガンでも、自分で治せる!

本書は、実際にがんの完全治癒を果たした5人の体験を、現役のがん患者が取材してまとめたものです。読んでみて、私が重要と思ったがんの完全治癒をもたらす秘訣を抜粋してまとめてみます。

がんを治すための重要なヒント-「どんなガンでも、自分で治せる!」より

「自分で治せる」と信じる

現代のがん医療の問題点は、患者さんの医師依存、病院依存であると指摘しています。

つまり、多くのがん患者さんは医師に依存し、病院に命を丸投げしているため、医師が「(三大療法では)もう治療法がない」と言うと、「治療法がない=治らない」となり、その時点で生きることをあきらめてしまう。

そこで、医師・病院に頼りきり、任せきりの「依存」から脱却して、「自立」することが大切であると述べています。自立して、自分の治し方は自分で決める

病院での治療に依存するのではなく、利用する。つまり抗がん剤や放射線治療がどうにも耐えられなくて治療をやめたいと思ったとき、自分の判断に基づいて、いつでもやめられる状態が理想であるとしています。

そして、「どんなガンでも自分で治せる」と信じて疑わないこと、これが最も重要です。

川竹氏は、「ガンは、他ならぬ患者自身の間違った生活習慣や価値観、人生観、ストレスがつくったもの」であり、「それを改める作業ができるのは、自分しかいない」としています。

また、がんを自分で治した人(がんサバイバー、患者研究所では「治ったさん」と呼ばれる)に接することで、同じ力が自分にもあることを潜在意識にすり込むことが重要であるとしています。

がんになった原因を考える

川竹氏によると、がんになる根本的な原因は、免疫力の低下であり、具体的には「ライフスタイル、食事、心の乱れ」であるとしています。

1.ライフスタイルの乱れ

不規則な生活や働き過ぎ、過労ががんの原因として重要である。したがって、早寝・早起き、十分な睡眠がガンを治す基本であるとしています。

2.食事の乱れ

暴飲暴食、肉食と白米といった偏った食事ががんの原因であり、実際に川竹氏もがんになるまでは「ビフテキ、とんかつ、ビーフシチュー」が典型的な食事であったそうです。

3.心の持ち方の乱れ

ストレス、生きがいの喪失ががんの根本的な原因であるとしています。

したがって、このようにガンになった原因を考え、これを正すことがガンの完全治癒につながると述べています。

「ガンを自分で治す」メニューとは?

では、本書に登場する「治ったさん」たちは、ガンを治すために具体的には何をしていたのでしょうか?

もちろん、それぞれの「治ったさん」で少しずつ違いますが、共通するメニューを紹介します。

1.イメージをぬりかえる

まず、「がん=死」という間違ったイメージ・思い込みを正し、潜在意識を「がん=治る」へと塗り替える。

川竹氏によると、「がん=死」という絶望的なイメージが強い人ほど、明らかに治りにくいことがわかっており、何らかのきっかけで、それを「がん=治る」に切り替えることのできた人は、グングン良くなるとのことです。

2.玄米菜食

「ガンの患者学研究所」では、玄米菜食をすすめています。

3.運動

散歩、ウォーキングなど毎日続けることをすすめています。また、ただ歩くだけではなく、一歩一歩「治る」、「消えている」などと唱えながら歩く。

4.手当て

ビワの葉、里芋、生姜、彼岸花の根っこ、味噌、コンニャクなど自然の素材を患部に当てる民間療法。特に全身生姜罨法(しょうがあんぽう)が効果的。あるいは半身浴で大量の汗をかく。

以上です。

もちろん、これらの方法は、(運動など一部をのぞいて)がんに効果があるというエビデンス(医学的根拠)は全くありませんし、すべてのがん患者さんにとってベストだとは思いません。例えば、玄米菜食に関しては賛否両論あると思います。

しかし、一番大切なことは、自分で決めた治し方を信じ切って日々続けることだと感じます。

川竹氏のメッセージ

最後に、あとがきから川竹氏のメッセージを抜粋します。

たった一度の人生、

決して二度とはない人生、

ガンなんかで死んではダメだ。

もうこれ以上、苦しんではダメだ。

依存から脱して、自立しよう!

そうすれば、

どんなガンでも、自分で治せる!

自分の中に革命を起こせ!

そうすれば、

どんなガンでも、自分で治せる!


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  • この記事を書いた人

佐藤 典宏

医師(産業医科大学 第1外科 講師)、医学博士。消化器外科医として診療のかたわら癌の基礎的な研究もしています。 標準治療だけでなく、代替医療や最新のがん情報についてエビデンスをまじえて紹介します。がん患者さんやご家族のかたに少しでもお役に立てれば幸いです。

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