2016年12月23日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 高血糖(糖尿病)が大腸がん患者の生存率を低下させる理由:新たな研究報告 大腸がんは世界的に増加傾向にあります。 特に日本では近年大腸がん患者が急速に増加しており、最近の全国集計によると罹患数は男女合わせて第1位(2012年)、がん死亡数では第2位(2014年)になりました。 日本では同時に生 […]
2016年12月21日 / 最終更新日時 : 2019年4月25日 佐藤 典宏 がんの予防 膵臓がんは予防できるの?大切な3つのキーワード:禁煙、節酒、マグネシウム(ナッツ) 膵臓がんは治療がむずかしく、いまだに「難治がん(治らないがん)」として悪名高いがんの一つです。 日本における最新のデータでは、膵臓がんの10年生存率(つまり膵臓がんが治った人の割合)は5%以下でした。 もちろん膵臓がんの […]
2016年12月20日 / 最終更新日時 : 2019年6月29日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんに新しい分子標的薬レファメチニブ(Refametinib)の効果期待:第I/II相臨床試験 膵臓がんはきわめて予後が悪い難治がんであり、転移を認める進行膵臓がんの平均の生存期間は未だに6~8ヶ月程度です。一刻も早く効果の高い抗がん剤の開発が必要です。 膵臓がんでは90%以上にKRAS遺伝子の変異がみられ、MAP […]
2016年12月15日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 がん治療を納得して受けるために!セカンドオピニオンのタイミングと注意点 がんの治療でもっとも大切なことは、自分のがんの状態や治療についての情報をしっかり集めること、そして主治医や家族と十分に話し合った上で、最終的に自分で選択した治療を納得して受けることです。 がんの診断や主治医が提案した治療 […]
2016年12月14日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 糖尿病は乳がん患者の予後(生存率)を悪化させるのか?最新のメタアナリシスより 糖尿病は世界的に増加傾向にありますが、日本においても増加の一途をたどっています。 糖尿病は、様々ながん発症のリスクとなることが報告されています。また、一部のがん(乳がんなど)では、糖尿病の既往があると、がんの予後(治療成 […]
2016年12月13日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 サプリメント オメガ3脂肪酸は膵臓がん患者の体重を増加させ、カヘキシア(悪液質)の治療に有効 膵臓がんは初期には症状がほとんどないため、多くの場合、進行した状態で診断されます。 病状が進行するにしたがい、膵臓がんの患者は痛み、嘔吐、嘔気、食欲不振、および体重減少に悩まされることになります。 また、60~80%の進 […]
2016年12月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害剤キイトルーダの効果 トリプルネガティブ乳がんは、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンの受容体と、HER2(ハーツー)という細胞の表面にあるがんを促進するタンパク質の受容体がすべて陰性の(発現していない)乳がんのことをいいます。 乳 […]
2016年12月11日 / 最終更新日時 : 2019年12月27日 佐藤 典宏 マインド あなたの「キャンサーギフト」は何ですか?がんになって良かったこと みなさんは、キャンサーギフト(cancer gift)という言葉をご存じですか? 文字どおり「がんからの贈り物」のことで、がんになったことで、はじめて気づく大切なことです。 がんにかかった人の多くが、「がんになって失った […]
2016年12月10日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 炎症が膵臓がんの生存期間を決める:新たな予後因子CRP/アルブミン比率 昔から炎症とがん(悪性腫瘍)との間には深い関係があることが示されてきました。つまり、慢性の炎症はがんの原因となり、またがんを進行させることがわかっています。 最近、炎症の程度が、がん患者の生存期間を予測するマーカーとなる […]
2016年12月9日 / 最終更新日時 : 2019年8月22日 佐藤 典宏 がんの予防 がんに対する準備してますか?余命半年の進行がん患者となった外科医からの教訓 がんの告知は時と場所を選ばず、そして誰にでも訪れます。そんなことを改めて感じさせる本があります。 「がんの外科医が、一晩でがん患者になってからしたこと」を克明に綴った著書、「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」です。 こ […]
2016年12月7日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 ゲムシタビンによる膵臓がん術後の再発防止にはナチュラルキラー(NK)細胞が関与:研究報告 膵臓がんの治療では、たとえ完全に腫瘍を取りのぞく手術(治癒切除)ができたとしても、局所(もともとのがんがあった部位)に再発したり、遠くの臓器に転移(遠隔転移)することが多いのが問題となっています。 このため、大半の膵臓が […]
2016年12月6日 / 最終更新日時 : 2019年12月2日 佐藤 典宏 がん情報 再発卵巣がん治療の革命?新規PARP阻害剤ニラパリブが生存期間を大きく延長 卵巣がんは初期症状が非常に乏しいため、患者の約80%がステージ3以上の進行がんの状態で発見されます。 切除可能な早期の卵巣がんの治療成績は良好ですが、再発・転移した卵巣がんの治療成績は決して満足できるものではありません。 […]
2016年12月4日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 「切除不能膵癌に対して免疫療法は推奨されるか?」膵癌診療ガイドライン2016年版より 膵臓がん患者の5年生存率(治療開始から5年後に生存している人の割合)は依然として10%以下であり、消化器がんの中では最悪の成績です。 特に、はなれた臓器に転移があったり、重要な血管を巻き込んでいる切除不能の膵臓がんに対す […]
2016年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年11月20日 佐藤 典宏 がん情報 ガイドライン解説!「膵癌の発見(早期診断)はどのようにしたらよいか?」膵癌診療ガイドラインより 膵臓がんは年々増えており、日本における死亡者数は2013年には年間3万人を突破しました。 膵臓がん患者の5年生存率(治療開始から5年後に生存している人の割合)は10%以下であり、消化器がんの中では最悪の成績です。 この理 […]
2016年11月30日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 転移性膵臓がんに対するベストの1次+2次化学療法の生存期間は13.5ヶ月! 転移性膵臓がんに対してはさまざまな抗がん剤による治療が試されてきましたが、有効なものがほとんどなく、最も効果が高いとされるゲムシタビンを使っても生存期間(中央値)はわずか5~6ヶ月でした。 しかし、海外からの大規模臨床試 […]
2016年11月29日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がん免疫療法オプジーボ(ニボルマブ)の安全性と有効性まとめ:27の臨床試験の総合評価 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ、抗PD-1抗体)の快進撃がとまりません。 現在、日本におけるオプジーボの適応疾患は、メラノーマ、非小細胞肺がん、および腎細胞がんに広がり、さらにホジキンリンパ腫および頭頸 […]
2016年11月28日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 HER2(ハーツー)陰性進行乳がんに新たな治療薬Ribociclib(リボシクリブ)の有効性証明 進行乳がんの治療成績はいまだ満足のいくものではなく、転移・再発乳がんは切除可能な局所再発を除いて治癒は極めて困難であり、化学療法後の10年生存率はわずか5%です。 乳がん患者さんのうち、治療標的となるHER2(ハーツー) […]
2016年11月24日 / 最終更新日時 : 2019年11月8日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) ゆっくり眠りたいがん患者さんへ!不眠・睡眠障害を解消する方法5つ 多くのがん患者さんは、不眠や中途覚醒(真夜中に目が覚める)など睡眠障害に悩まされています。 これは、がんに伴う不安、痛みなどの症状、また治療の副作用などいろいろなことが原因となっています。 不眠や不十分な睡眠では体調を崩 […]
2016年11月23日 / 最終更新日時 : 2019年7月17日 佐藤 典宏 がん情報 局所進行膵臓がんに対する重粒子線(放射線)+抗がん剤(ゲムシタビン)治療の効果は? 膵臓がんは症状がでにくいことより、多くの患者さんでは進行した状態で発見されます。 切除が困難な局所進行膵臓がんの場合、一般的には抗がん剤や放射線(X線)治療が行われていますが、治療に抵抗性を示す(治療が効かなくなる)こと […]
2016年11月20日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 トリプルネガティブ乳がんに新しい治療法:ベリパリブ+カルボプラチン 乳がんは、遺伝的および臨床的に不均一であることより、個々の症例に最も適した治療法をみつけることは困難になっています。 特に、エストロゲン、プロゲステロン、HER2(ハーツー)受容体がいずれも陰性であるトリプルネガティブ乳 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)が進行胃がんの生存期間を延長 胃がんは、日本における最も多いがんの一つです。 胃がんの死亡率は年々減少傾向ではありますが、肺がん、大腸がんに続き、がん死亡の第3位(2014年)です。 早期の胃がんの場合には手術で根治(完全に治ること)が望めますが、進 […]
2016年11月17日 / 最終更新日時 : 2019年7月13日 佐藤 典宏 がん情報 「トリプルネガティブ乳癌」若い女性に多い予後不良な乳がんの特徴とは? 乳癌は増えています。 小林麻央さんや北斗晶さん、また南果歩さんなど多くの芸能人が乳癌と診断されています。 また最近、乳がんのなかでも比較的予後(治療成績)が悪いとされる「トリプルネガティブ乳癌」という聞き慣れない病名がた […]
2016年11月16日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がん情報 がんの手術を受ける患者さんへ!手術前に必ずしてもらいたい5つのこと がんに対する治療法は日々進歩しています。新しい抗がん剤や放射線治療、さらには免疫治療も開発され、臨床応用されるようになりました。 また、外科の分野では、より安全な手術術式や、患者さんへの負担を軽くする低侵襲手術が次々と開 […]
2016年11月14日 / 最終更新日時 : 2024年10月9日 佐藤 典宏 がん情報 ビタミンDの低下は乳癌の死亡率を高める:乳がんサバイバーにおける調査結果 ビタミンDは脂溶性ビタミンで、カルシウムの吸収と骨の正常な成長を促す以外にも細胞成長、神経筋機能、免疫機能の調節、炎症の抑制効果など様々な役目を果たしています。 ビタミンDの不足と乳がんとの関係は以前から指摘されていまし […]
2016年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年7月9日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんにオプジーボが効くようになる?免疫療法の効果を高める新たな治療戦略 がんに対しては、手術、抗がん剤、放射線のいわゆる3大療法が治療の中心です。しかし、膵臓がんなどの予後が悪いがんに対しては治療の限界があります。 この限界を打ち破るために、第4の治療といわれる免疫療法の研究開発が急速にすす […]
2016年11月13日 / 最終更新日時 : 2022年1月14日 佐藤 典宏 サプリメント 医師が推薦!がん患者さんが治療のために是非とりたいオイル(油)4種 以前は、健康のためには油(オイル)は控えめにしましょう!というのが一般的でした。 しかし最近、オイルの重要性が見直されてきました。ある種のオイルは病気の予防、健康維持、あるいはダイエットにいいことが分かり、積極的に摂取す […]
2016年11月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 高齢の膵臓がん患者は手術と抗がん剤のどちらを選ぶべきか?研究報告 膵臓がんの患者は年々増えており、日本における死亡者数は2013年には年間3万人を突破しました。 また膵臓がんは高齢者に多く、診断時の平均年齢は70歳以上と報告されています。したがって、日本における加速度的な高齢化にともな […]
2016年11月11日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 経口分子標的薬パルボシクリブ、進行乳がん治療薬として国内承認申請 日本における乳がんの年間罹患数は約7.4万人で、女性の部位別罹患数として第一位です。また2014年には乳がんの年間死亡者数は1.3万人を超えました。 がんが診断された時にすでに転移がある場合、5年生存率は26.3%と予後 […]
2016年11月10日 / 最終更新日時 : 2018年11月7日 佐藤 典宏 がんの本 がん患者さん必読!勇気をもらえる、がん闘病記5冊 がん患者さんにとって最も勇気づけられることは、実際にがんを克服したサバイバーの存在でしょう。 特に、ステージ4の進行がんや、余命半年の末期がんから生還した人たちの声は、励みになるはずです。 また、がんを克服してきたがんサ […]
2016年11月9日 / 最終更新日時 : 2018年11月23日 佐藤 典宏 サプリメント ブロッコリーを食べましょう!強力な抗がん効果をもつスルフォラファンが肺癌の成長を阻害 キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科野菜には、がんの予防効果があることをご存じでしょうか? 特に、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには強力な解毒作用と抗酸化作用があり、肺がんをはじめとした種々のがんに対する予防効 […]
2016年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ、キートルーダ)が効きやすいがんとは? がん治療の新しい流れとして、免疫チェックポイント阻害剤の開発、臨床研究、および実用化が加速しています。 現時点では、ヤーボイ(抗CTLA-4抗体)とキイトルーダ(抗PD-1抗体)がメラノーマ(皮膚がん)に、オプジーボ(抗 […]
2016年11月6日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんを生き抜くために!現時点でベストの治療法は? 膵臓がんは進行した状態で診断されることが多く、治療成績はがんの中でも最悪といわれています。 がんの治療では、まずは5年生存を目指すわけですが、日本における最新の統計データでも、5年生存率は10%以下でした。 しかし、色々 […]
2016年11月5日 / 最終更新日時 : 2018年9月15日 佐藤 典宏 QOL(生活の質) がん患者・サバイバーの不安・ストレスや症状をやわらげる「マインドフルネス」とは? マインドフルネスは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて現実をあるがままに受け入れる心の状態のことをいいます。瞑想やヨガを組み合わせたマインドフルネスのプログラムは、ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現 […]
2016年11月4日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 がん情報 膵臓がんの予後(生存期間)を決めるのはやっぱり腫瘍の大きさだった!早期発見の重要性 膵臓がんは、多くの場合、進行した状態で発見されることが多いがんです。このため、治療が非常にむずかしく、すべてのがんの中でも最も予後(治療成績)が悪いがんです。 膵臓がんの予後を決める因子は、ステージ(がんの進行度)、転移 […]
2016年11月3日 / 最終更新日時 : 2018年5月16日 佐藤 典宏 免疫力 高額なサプリメントなしで抗がん免疫力を高める方法(2)自分でできる温熱療法 みなさんは温熱療法(ハイパーサーミア)についてご存じですか? 温熱療法は、がんが熱に弱いことを利用した治療法です。温熱療法にはがんの部分だけを温める方法(局所温熱療法)と、全身を温める方法(全身温熱療法)があります。 こ […]