がんの進行ってそんなに早いの?ステージ4乳がんを告白した小林麻央さんの場合

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先頃ステージ4(肺や骨などに転移あり)の乳がんを告白した小林麻央さんですが、ショッキングなことに、「最初に診察した医師ががんを見落としたため、ステージ4に追い込んだ」という報道がなされました。

つまり、もっと早く診断し、治療を受けていたら治癒困難なステージ4にならずに済んだかもしれないというのです。

はたして、どう考えるべきなのでしょうか?がんが進行し、転移するまでにどのくらいの時間がかかるのでしょうか?

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小林麻央さんの乳がんの経過を「ステージ4」に追い込んだ2人の医師を直撃!

先日、「小林麻央を「ステージ4」に追い込んだ2人の医師を直撃!」と題した記事が女性自身よりリリースされました。

以下、女性自身 2016/10/21(金) 6:03配信より抜粋します。

「最初に診た医師がしっかりしていれば、ここまで深刻にならなかった」そう語るのは、ガンの専門医だ。

2014年2月、麻央は夫の市川海老蔵(38)と一緒に人間ドックを受診したとき、乳ガンの疑いを持たれる。すぐに港区にある大病院で再検査。担当したのは、乳腺外科のA部長だ。

「当時、同科には部長が2人いた。もう一人の部長だったX医師は臨床経験が豊富な名医で、現在は赤坂で開業している。X医師が診ていれば、このとき発見できたはずだ」(同前)

結果、A部長はガンを見落とした。

「8カ月後、乳房に違和感を持ち、検査を受ける。ここでやっと乳ガンが発見された。告知したのはA部長だ」(同前)

すでにリンパ腺にガンが転移した状態だった。通常、このようなガンの場合、抗ガン剤によってガンを小さくし、手術で切除するのが「標準治療」だ。

「当然、A部長は標準治療を提案した。だが、麻央さんは乳房の温存を望んでおり、提案に難色を示した」(同前)

東大医学部出身のA部長は「使う用語が難しく、患者への説明がうまいタイプではない」(元患者)という。

「麻央さんの説得には、A部長の部下のB医師も加わった。だが、B医師は『それもひとつの選択肢』と非標準治療に理解を示し、説得を諦める。結局、麻央さんは病院を去った」(前出・ガンの専門医)

1年半後の今春、中央区の病院を麻央が訪れたとき、ガンは骨と肺に転移したステージ4ガンが皮膚から飛び出すほど、悪化した状態だったという。

「もし、最初の診察でガンが発見できていたら。標準治療の有用性をもっと真摯に説明していたら、状況は変わっていたはず。悔やまれてならない」(同前)

A部長とB医師はどう答えるのか。

本誌の直撃に、A部長は「小林麻央さんの担当だったことについてはお答えしていません」。B医師は「私は関係ない。診ていません」とのことだった。港区の病院は「患者さんのプライバシーに関することはお答えできません」(総務課長)。

幼稚園に入っていく麻央の足取りは強かった。奇跡を信じて、麻央は力強く歩んでいく。

(週刊FLASH 2016年11月1日号)

この記事によると、「最初に人間ドックを受けてから8ヶ月、さらにがんと診断されてから1年半後にはステージ4になっていた」とのことです。

確かに、2年以上の間にがんが転移をおこした可能性はあるでしょう。しかし、実際にはいつがんが発生し、転移をおこしたかについては全く分らないのです。

もしかしたら、人間ドックを受診した時点で小さな(画像検査ではみつからない)転移があったのかもしれません。

がんはどのくらい時間をかけて進行するのでしょうか?

がんは比較的ゆっくり進行する

一般的に、がん細胞が腫瘍(かたまり)となり、大きく成長し、転移するまでには実は相当な時間がかかります

膵臓がんを例にとって説明します。

アメリカの有名な研究所(ジョンズホプキンス医科大学)から発表された信頼できる研究報告です。

遺伝子変異(がん細胞にみられる遺伝子配列の変化)のパターンを調べることにより、膵臓がんがいつ発生(発がん)し、いつまわりへしみ出すよう(浸潤がん)になり、いつ転移して死亡に至るかを計算した平均的なモデルが下の図です。

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このモデルによると、がん細胞が発生してかたまり(いわゆるがん)になるまでにおよそ12年、さらにまわりの組織やリンパ管、血管にひろがる浸潤がんになるまでに7年、そして、最終的に他の臓器などに転移して死亡に至までにさらに3年かかるとのことです。

つまり、がん細胞が発生してからがんで死亡するまでには合計20年以上もかかるという計算になります。

これが、一般的に早く進行すると考えられている膵臓がんの場合ですので、他のがん(たとえば乳がん)などではもっと長い経過をかけてがんが進行すると予想されます。

つまり、(もちろん例外もあるとは思いますが、)多くのがん患者さんでは、がんの診断がついた時点で、がん細胞が発生してからすでに10年以上経過しているということのなのです。

つまり、小林麻央さんの場合も、乳がん(あるいは前がん病変)ができたのはずいぶん以前のことで、転移に関しても、画像検査で検出できないようなレベルのものが2-3年前からすでに存在していた可能性もあるということです。

がんは早期発見が大事

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がんは早期発見が大切です。早期に治療が開始できれば治る可能性が非常に高いのです

例えば、乳がんでは、ステージ1で発見された場合、10年生存率(診断から10年後に生きている患者さんの割合)は95%と高いのに、一方ステージ4では15%以下となってしまいます。

つまり、いかに早く発見するかにかかっているのです。

しかし、欧米に比べ、日本では乳がん検診の受診率が低いそうです。

とくに若い女性の場合、がん検診を受診することもほとんどありませんし、しこりに気づくことも少ないため、かなり進行した状態で見つかることも多いようです。

また、乳がんはしこり以外の症状で発見されることもありますが、この場合受診が遅れる傾向にあります。

できれば、年に1回は人間ドック(あるいはがんドック)でがんのチェックをするのが理想ですが、がんになるリスクが高い人は、すぐにでも専門施設(総合病院など)や、がんドックの受診をおすすめします

では、どんな人が乳がんになりやすいのでしょうか?

乳がんの危険因子(どんな人がなりやすいか?)

これまでに研究によって確実とされている「乳がんになりやすい人」は以下のとおりです。

■初経年齢が早い人
■閉経年齢が遅い人
■妊娠・出産経験がない人
■初産年齢がおそい人(高齢出産)
■授乳歴がない人
■経口避妊薬(ピル)を服用している人
■高身長の人
■閉経後に肥満となった人
■飲酒習慣のある人
■乳がんの家族歴がある人(母親または子)

これらの危険因子(とくに2個以上)に当てはまる方や心配な方は、できるだけ早くがんドック(乳がん検診)を受けることをおすすめします。

また、がんを防ぐ、あるいはがんを早期に発見するためには、まずファーストステップとして「将来自分がどんながんになりやすいか?」を知ることが必要です

最近の遺伝子研究の進歩によって、「がんになりやすい・なりにくい」体質が遺伝子でわかるようになりました↓

自宅でチェックできる腫瘍マーカー検査

毎日忙しくてがん検診や人間ドックにいけない方には、自宅で簡単に乳がんのリスクをチェックする検査キットがあります!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

《厚労省承認》医療機関と同等の検査精度 DEMECALがんリスクチェッカー

このDEMECALがんリスクチェッカーは、富士フイルムが製造し、厚生労働省が承認したがんの検査キットです。

1回使い切りの安全なランセット(針)を使用して自宅で簡単に採血ができ、「検査申し込み用紙」と一緒に返送するだけで、代表的な腫瘍マーカーを調べることができます(下図)。

がんリスクチェッカー

「DEMECALがんリスクチェッカー」では、p53抗体CEAという2つのマーカーが乳がんのスクリーニング検査として診断に役立ちます。また、医療機関と同等の検査精度があるので安心です。

特にp53抗体は、比較的早期のがんを発見することができるすぐれた腫瘍マーカーとして実際の臨床でも使われています。

腫瘍マーカーの役割については、こちらの記事もどうぞ↓

くり返しますが、乳がんは、早期発見できれば8割以上は助かる病気です!

最後に、麻央さんが自身のブログでお話しされていた、ステージ4のがんになったことについての記事を紹介します。

今思えば、
もっと前から
癌にならないように努力できたことが
あったかもしれない。

主人が
私の身体のためにしてくれていた
助言にも、もっと耳を傾ければよかった。

でも、決して
何かに怠けていたわけではない。
あれがあの時の
私なりの精一杯だった。

だから、人生に「たられば」は無し。

麻央さんが1日でも早くがんを克服することを心よりお祈りしています。

追記

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2017年6月22日、小林麻央さんがご自宅でお亡くなりになったとの報道がありました。謹んで哀悼の意を表します。

あなたの愛する人、家族の笑顔を守るためには、「あなたが健康でいること、がんにならないこと、がんになったとしても早期で発見すること」が最も大切なのです。


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