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術前のニボルマブ、肺がんの45%に治療効果あり:新たな術前免疫療法に期待
2018/11/7
免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボあるいはキイトルーダ)によって、進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の生存率が改善することがわかり、大きな期待が ...
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がん治療は腸内細菌(腸内環境)で決まる?プロバイオティクス(善玉菌)のすすめ
2021/2/11
最近、腸内細菌(腸内環境)とがんとの関係がクローズアップされてきました。 腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌に分類されますが、このバランスのこ ...
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がん患者さんが主治医(担当医師)との関係をよくするための5つのポイント
2019/4/27
がんの治療を受ける場合、主治医(担当医)との信頼関係はもっとも大切なことのひとつです。 なぜならば、がんの治療は患者さんと医師との共同作業であり、お互 ...
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膵臓がん(膵癌)の診断法を医師が解説:その検査は何のため?
2018/11/7
がんの疑いがあるとき、たとえばCTやMRI、血液検査など、色々な検査をします。 検査だけで2週間(あるいは、それ以上)かかる場合もあります。また、当然 ...
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「ドクターX 」大門未知子のように失敗しない外科医はいるのか?
2018/11/18
外科医が登場する映画やドラマはたくさんあるのですが、最近では天才外科医・大門未知子が主人公の「ドクターX」が大ヒットし、話題となりました。 われわれ外 ...
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癌に効く食べ物:ナッツで進行大腸がん患者の生存期間が延長
2019/6/15
ナッツには、不飽和脂肪酸、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、がからだによい栄養素が豊富に含まれており、さまざまな病気を予防する効果があります。 たとえ ...
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ホエイプロテイン(乳清タンパク質)によってがん患者の栄養状態と免疫力が改善
2019/11/17
がん患者さんでは、様々な理由によって栄養障害(栄養失調)をきたすことが多くなります。なかでも、代謝や免疫の維持に大切なタンパク質が足りなくなります。 ...
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運動によって筋肉から分泌されるマイオカインに強力な抗がん作用!
2019/7/6
運動をすると、筋肉からさまざまな物質(ホルモン)が血中に分泌されますが、これをマイオカイン(ミオカイン)と呼びます。 最近、このマイオカインの抗がん作 ...
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癌の自然退縮:大腸がん肝転移が自然治癒した1例
2018/4/9
がんが、治療せずに自然に小さくなったり、消失する、いわゆる「自然退縮(spontaneous regression)」の症例は、世界中から多数報告され ...
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大腸癌の術後抗がん剤治療(FOLFOX/XELOX)は6ヶ月続けるべきか?ランダム化比較試験
2019/6/17
進行大腸がんに対する治療として、切除のあとにオキサリプラチンとフッ化ピリミジン系の併用による6ヶ月間(半年)の術後抗がん剤療法(術後補助化学療法)が標 ...
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ケトン食が効くがんと効かないがんの違いとは?ケトン体分解酵素による治療効果予測
2020/1/25
がんの食事療法として全世界で注目を集めているものに、ケトン食(ケトジェニックダイエット)があります。 ケトン食とは、限りなく糖質(炭水化物)を制限し、 ...
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ヘリコバクターピロリ除菌で新たな胃癌の発症率を50%低下:早期胃がん患者における検討
2018/11/7
検診や内視鏡検査の普及にともない、胃癌が早期に発見される患者さんが増えています。 粘膜や粘膜下層にとどまる段階で発見された場合、内視鏡で切除することが ...
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ステージ4の胆管癌に対する化学療法(ゲムシタビン+S-1)でがんが消失した1例
2018/5/15
胆管がんは比較的まれな疾患ですが、悪性度が高く、根治が難しいがんです。5年生存率は治癒切除後でも30%程度であり、いまだ低いままです。 とくに、転移を ...
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膵臓がんの脳転移:症状、診断・治療・余命および特徴的な遺伝子異常とは?
2018/5/15
膵臓がん(膵癌)の転移は、おもに肝臓、リンパ節、腹膜、あるいは肺に多くみられます。 一方、膵臓がんの脳への転移(転移性 脳腫瘍)は比較的まれで、1%に ...
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がん患者さんにみられるむくみ(リンパ浮腫)の原因と予防・治療について
2019/7/23
がん患者さんにみられる症状として、むくみ(浮腫)があります。これは、リンパ液や血液の流れ(戻り)が悪くなり、全身または局所の組織に水が貯まった状態です ...
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QOL(生活の質) サプリメント 乳がん 副作用 抗癌剤・分子標的薬 食事療法
抗がん剤による「ケモブレイン」を予防・軽減するためのオメガ3脂肪酸摂取と糖類(糖質)制限
2022/2/19
抗がん剤治療の進歩にともない、がん患者さんの生存期間は確実に延長しました。 一方で、抗がん剤治療中の患者さんの生活の質(クオリティオブライフ)を低下さ ...
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膵臓がんの新たな腫瘍マーカー CEMIP(KIAA1199)とは?CA19-9との併用で診断率アップ
2018/11/7
膵臓がん治療における最大の問題点は、診断時におよそ70~80%の患者さんが切除不能の進行がん(局所進行または転移性)であるという事実です。 つまり、早 ...
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ステージ4のがんが治療せずに自然に治る!肺がん(扁平上皮癌)の自然退縮例
2018/5/15
肺がんは、日本におけるがん死亡者数の第1位(男女計)をしめる予後不良のがんです。 近年、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の導入によって進行した肺 ...
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がん手術までの待ち時間(手術の遅れ)は生存率に影響するのか?:膵臓癌の場合
2019/7/14
がんと診断されてから手術までの期間(待ち日数)は、緊急手術をのぞき、およそ1週間から1ヶ月の範囲がほとんどだと思います。 ただ、病院によってかなり差が ...
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がん患者さんにみられる黄疸(おうだん)の原因、治療、予後(余命)について
2019/6/17
がん患者さんにみられる症状のひとつとして、黄疸(おうだん)があります。 黄疸とは、血液中のビリルビンという色素が増加することにより、皮膚や眼球(白目の ...
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ミドリムシ(ユーグレナ)の成分ユーグレノフィシンに癌の治療効果あり!新しい研究結果
2019/6/22
ミドリムシ(ユーグレナ)は原始の地球で誕生した生き物で、非常に小さな微生物(淡水に育つ藻の一種)です。 ミドリムシは、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸 ...
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マヌカハニーは乳がんに効くのか?アポトーシス誘導とインターロイキン6阻害
2019/7/19
最近、日本においても、がんに対する代替補完治療の効果・有用性が見直されつつあります。 とくに抗癌作用をもつ自然食品やサプリメントに注目が集まっています ...
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がんのバイパス手術とは?どんな癌で何の目的でするの?気になる合併症や予後は?
2019/9/9
がんの手術には、がんを取り除くための手術(切除手術)だけでなく、がんによる管(くだ)や胃腸のつまりを改善するための手術があります。 これをバイパス手術 ...
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膵体尾部のがんは膵頭部のがんより悪性度が高い?遺伝子シグネチャーの解析結果より
2019/6/26
膵臓がんは予後不良ながんとして有名ですが、がんが発生する部位によっても予後が違うことがわかっています。 膵臓は、からだの右側(十二指腸側)より頭部、体 ...
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がんの遺伝子(DNA)検査:いくらかかる?何がどこまでわかり、本当に役に立つのか?
2020/7/28
分子生物学の革命的な進歩にともない、がんと遺伝子との関係について多くの情報が得られ、また膨大なデータが蓄積されつつあります。 また遺伝子解析法(とくに ...
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卵巣がん腹膜播種(転移)に対する腹腔内温熱化学療法の効果:腫瘍減量手術後の生存期間を延長
2018/5/15
卵巣癌は、がんが腹膜へ転移した状態(腹膜播種:ふくまくはしゅ)で診断されることも多く、非常に治療がむずかしく予後不良ながんの一つです。 現在、こうした ...
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水素水が抗がん剤による副作用(肝機能障害)を軽減!臨床試験の結果
2018/11/7
最近、水素水がブームですね。 水素水(hydrogen water)とは、水素豊富水(hydrogen-rich water)ともいい、水(H2O)の ...
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肥満と低体重(やせ型)は肺がん術後の生存率を低下:適正体重をキープする重要性
2018/5/15
日本における平均寿命の延長にともない、高齢のがん患者が増加しています。 がんの標準治療には手術、抗がん剤、放射線治療がありますが、高齢のがん患者さんに ...
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膵癌(すい臓がん)の原因・予防・症状・診断・治療(手術・抗がん剤)についてのまとめ
2019/8/9
2018年1月6日、楽天は星野仙一球団副会長(元監督)が1月4日に亡くなったことを発表しました。70歳でした。 死因は膵臓がんだったそうです。 くわし ...
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抗がん剤による脱毛予防に頭皮を冷却する装置(帽子)が有効:国内外の最新情報
2020/7/12
抗がん剤のよくみられる副作用のひとつに脱毛があります。 脱毛は、男女問わず精神的な苦痛となり、いちじるしく生活の質を落とします。 とくに乳がんに対する ...
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抗がん剤治療中には感染症予防のために人混み、生もの(刺身)、ペットとの接触は避けるべきか?
2019/6/26
一般的に、抗がん剤治療中はからだの抵抗力が低下します。 とくに抗がん剤の副作用で好中球(白血球の一種で、からだに侵入してきた細菌などと戦う細胞)が減っ ...
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副作用 大腸がん 子宮・卵巣がん 抗癌剤・分子標的薬 胆のう・胆管がん
抗がん剤治療の副作用としての筋肉量減少(筋肉やせ)に注意!生存率低下と相関
2018/5/15
抗がん剤治療中には、筋肉量の減少がおこることがあります。 つまり、「筋肉やせ」です。 これは、食欲の低下によって食事量(特にたんぱく質の摂取量)が減っ ...
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小細胞肺がんに新たな分子標的薬ベネトクラックス(BCL-2阻害剤)が有効
2018/5/15
小細胞肺がん(small cell lung cancer, SCLC)は肺がん全体の10~15%と比較的少ないのですが、悪性度が高く予後が悪いがんと ...
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膵臓がんに新たな治療:ヒアルロン酸を分解するPEGPH20と抗がん剤の併用が生存率改善
2018/5/15
ヒアルロン酸は、細胞の外側に存在する細胞外マトリックスと呼ばれるもので、皮膚や関節などを中心に、体のあらゆる組織に存在します。 ヒアルロン酸は、その水 ...
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オシメルチニブ(タグリッソ)がEGFR変異陽性の非小細胞肺がんに有効:ファーストラインの標準治療になるか?
2019/7/23
肺がんは日本においても増加傾向にあり、がん死亡率トップの難治がんです。 しかしながら、近年の分子標的薬の開発・臨床への導入によって進行性の非小細胞肺が ...